毒親。こんな親が子供をうつにする！ (2)

つまり、一度の失言で子供をダメにするわけではないのです。「ああいう言い方はするべきじゃなかったな」と親自身が気づき、必要であれば子供に謝り、「次からはこういう言葉をかけてあげよう」とそれを繰り返さないようにできる親は、決して毒親ではありません。それどころか、子供は、謝ることの大切さや、自ら行動を正すこと、許し合いの中で人との関係を築く楽しさを学びます。 ...

毒親の問題は、親の性格や、考え方、言動パターンと密接に関連しています。誰に対しても批判的な人は、子供に対してもついつい批判的になるでしょう。ネガティブな言い方を普段からしがちな人は、子供に対してもネガティブな物言いになりがちです。人の話を聞けない人は、子供の声に耳を傾けることも難しいものです。

それゆえ、毒親との関係修復はとても難しいのです。親は、何十年もその言動パターンで生きてきています。その無意識にしている言動パターンが、こんなにも子供を傷つけ、親子関係をこじらせているのだということに気づいてもらうことは、親自身が自ら変わろうとしない限り、ほとんど不可能だからです。

親が日々無意識にしている言動が、まるで毒のように子供の心にじわじわと浸透し、うつや、引きこもり、ニート、自傷（リストカット）、自我の弱さや、漠然と抱える生き辛さ・・いつか大きなダメージとなって現れる・・それが『毒』な親と呼ばれる所以です。

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