自己愛が強い人の特徴 (2)

自信過剰

自己愛の強い人は、総じてナルシスト。自身を過大評価しがちです。本当はごくごく普通なのに、本気で自分を美人、かっこいいと思っていたり、頭がいいと勘違いしていたり、自身に対する認知に歪みがあります。 ...

本当の自信とは、ありもしない自分の資質を「ある」と思い込むような錯覚からは生まれません。ルックスがイマイチでも、成績がイマイチでも、運動オンチでも、それを自分の一部として受け止め、それも含めて自分のことを好きでいられる人。それが本当の自己肯定感、自分に自信のある人です。

自分の弱点・欠点を認めたがらない

自己愛の強い人は、自分の弱点・欠点から目を背け続けている人だとも言えます。そのため、他人から批判されたり、持ち上げてもらえないと、とたんに自信を無くしてしまったり、不安になったり、キレたりする傾向があります。社会生活に支障をきたすような状態になると、『自己愛性人格障害』とも言われます。

自己愛の強い人との付き合い方

自己愛の強い人とうまくやろうとすると、常にご機嫌を取っていなければならないような状態になり、こちらが崩壊してしまいます。必要以上に持ち上げないこと。安易におだてると「もっともっと」とエスカレートしていったり、執拗にからまれ離れられなくなってしまいます。相手が怒り出しても知らん顔しておくこと。たとえ相手が親でも、配偶者でも、あなたに、その人の自己愛を満たしてあげなければならない義務は一切ありません！　無理だと思ったら、関係を断つことを考えてください。

自己愛の強い女性の心理

自己愛の強い人は、最近では男性に増加傾向が見られますが、元来は女性の方に多く見られます。自己愛は、子供を産み育てるのには、適した資質です。自己愛の強い人は、周囲の誰よりも自分を大切にするため、妊娠中の母体が守られます。「私は特別！」という自己愛は、「ウチの子は特別！」（＝親バカ）というある種の歪んだ認知に通じます。これらは、人類の繁栄のためには好都合。母親は子供にとっては、自分を犠牲にしてでも守ろうとしてくれる存在ですが、あかの他人から見ると身勝手で自己中な存在に感じがちなのは、この「自己愛」の特性のためだとも言えます。

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