話がつまらない親。子供への影響は意外と深刻・・ (2)

「台風、大丈夫だった？」と私が言ったら最後、そこからずーっと、私が帰るまで４時間、父と母の話を聞かされ続けました。しかも話がつまらない。 ...

母は、いかに自分たちが台風で大変だったのか、ただひたすらそれだけを話続けていました。父も負けてません。屋根瓦が飛んだり、壁がはがれたご近所さんたちよりも、どんなに自分の家が「立派で災害に強い家」だったのか、ずーっと自慢してました。

私はどうだったのか？という私への興味はゼロ。「そっちはどうだったの？」とは、最後まで聞かれませんでした。

父と母は、いつもそう。話をしていてつまらない。いつも自分のことばかり。母は、自分がいかに大変で、かわいそうか、そればかり。父は、自分がいかにすごいか、とか、仕事のできる人間か、とか、人に何をしてやって、どんなに人から感謝されてるか、とか。そんなことばかり。

実家に帰ると、私はその後、２週間くらい決まってうつになります。つまらない話を何時間も聞かされ続け疲れるだけじゃない。「私には、興味がないんだな」。なんとなく寂しくなってしまう。

私があまり実家に帰らないことを、父や母は、親戚中に愚痴っているのか、私はよく言われます。「もう少し、お父さんやお母さんに、顔を見せてあげなさいよ」と。子供って、親の話を聞いてあげるために存在しているの？　それをしないとダメな奴ってことになっちゃうの？　　父や母の話のつまらなさを思うとき、私は「自分の存在価値」にまで、疑問を感じてしまいます。

先頭へ戻る