子供を見下す親。上から目線の毒父の末路 (2)

子供を見下す親。上から目線の毒父の末路 (2)

「俺は、土いじりさせるために、お前を大学まで出したわけじゃない!」。 ...

屈辱的でした。私は、泣きながら実家を後にしました。それ以来、実家に帰らなく、いえ、帰れなくなりました。父のその言葉を思い出すと怖くなり、体が震えてしまうのです。

父の言ったその言葉を、夫に言うわけにもいかず、ふさぎ込みがちになりました。夫は、地方の暮らしに慣れず元気がないのだと思っていたようです。心配してくれる夫に、「傷つけたく無くて、今まで言えなかった」と本当のことを言いました。ごめんごめんと泣きながら。「〇〇(私)はそう思ってないんでしょ。それなら、気にしない」。夫にそう言われ、私は、少しずつ元気を取り戻しました。

ときおり思い出される父の言葉。疼く心の傷。私だけじゃない。この仕事を誇りにしているすべての人を傷つける卑劣な言葉。7年経ち、そんな心の整理もつきました。私は、勇気を出して実家に行きました。母は、私に会いたがっているに違いない、と思ったから。

驚くことに父は、父のあの言葉が原因で、私が実家に戻れなかったのだとは微塵も思っていませんでした。父は、私の顔を見るなり、思いっきり不機嫌そうな顔をし、7年もの間、音信不通であったことが、親に対する態度として、どんなに間違っているのかを、説教し続けました。

「あの時の発言、謝ってくれない?」そんなセリフを父に言えたら、スッキリするだろうなぁとも思っていたけれど、そのチャンスはありませんでした。父の話を一方的に聞かされ、しかも最後に、父は得意満面に、こう言いました。「しかしまぁ、お前もやっと、わかってきたってことだ。これから俺とうまくやれるかは、お前次第だな」。

やっぱり無理だ・・と思いました。自分にも悪いところがあったかな、とか思わないのかな、と思いました。しかも、実家に帰らなかったことって、そんなに重罪なんだろうか。許しを請わなければならないようなことなのか? 父としゃべっていると、見下されているような気がずっとしてました。はっきりわかりました。気がするのではなく、完全に人を見下していました。


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