娘に八つ当たりする毒父。その末路 (2)
「俺は、お前に、あんなことも、こんなこともしてやってきた」と、子供の頃に、父親にしてもらったことの数々を、列挙されました。「こんなに根に持たれてただなんて」とショックでした。 ...
その後、私にどんなにお金がかかったか、という話に続きました。習い事、高校、大学、結婚時。確かに、親に負担してもらいました。「感謝の気持ちとかないのか!」と、きつくきつく叱られました。
その後、私の性格や「人としての在り方」がいかに間違っているか、の説教が始まりました。私は、ひとりよがりで、自分勝手で、周囲の人間への感謝が足らない。だから、夫もあんなんなっちゃってる。車借りたいなら「お父さん、ボクの力じゃ、あんなに立派な車は持てない。車貸してもらえませんか?」と頭を下げさせろ!と。ひどい言われようでした。こんな夫婦だから、息子もロクなやつにならない、と言われました。もはや私は涙目でした。
私が泣き出しても、父は、容赦ありませんでした。説教が続くこと、4時間。そしてついに、父は、本音を吐きました。
「お前のせいで、俺は大損だっ!! お前のせいで、お前のせいで・・俺の老後の資金、どうしれくれるんだ!!」。
言いたいことは、コレだったのか・・と思いました。父は、それを言ったらさっさと席を立ち、どこかへ行ってしまいました。
結局、車は貸してもらえませんでした。説教に耐えたら、父の気もすんで、丸く収まるかと思ったのに、ボコボコに言われるだけ言われて、おしまいでした。
帰りにレンタカー屋さんで予約を入れ、息子に、おじいちゃんのじゃないけど、こんな車だよーと報告し、その夜は、キャンプの計画で盛り上がりました。
息子が寝た後、夫にすべて話しました。子供みたいに泣きながら。「とてもじゃないけどあの子(息子)に、お母さんはおじいちゃんからいろいろ恨まれてるみたいで、車貸してやらないって言われちゃったんだ、なんて言えないよね。ほとんどいじめじゃない? これって」。心配そうに聞いていた夫も、最後には、あきれ返り、笑っていました。「そうね、ここまでいくと、笑い話よね」。私も最後は笑顔でした。
私、お父さんから本気で恨まれてるんだ、と思ったら、寂しいような、申し訳ないような。でも「申し訳ない」って思っちゃいけないな、と思う。私は、息子にどんなにお金がかかっても、息子に申し訳ない、だなんて思って欲しくないし、思わせたくない。そんな自分でいるためには、「お父さんの考えは、私と違うな~。お父さんは、なんか冷たいな~」と思ってた方がいい。
そう思ったら、ちょっとだけ元気が出ました。
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