子供の容姿をけなす親 その末路 (2)

子供の容姿をけなす親 その末路 (2)

母は、自分の容姿もけなす人でした。 ...

母は、色黒がコンプレックスだったようで、「私は色が黒いのよ・・。色白っていうのは、それだけで得よね」とかなんとか言って、美肌とか、美白とかの化粧品をやたら使っていました。○○茶が美白に効くとか言えば、それを買ってきて、私にも飲むように言いました。

私は、色白ではなかったけれど、色黒でもない。でも母から、色白ではないことを、間接的にけなされているような気分でした。私は、どこか自信のない子供でした。

私の夫は色白で、両親に会わせたとき、母が最初に言ったのは、彼の人となりのことではなく、「色白ね」でした。母は嫉妬したのか何なのか、「軟弱に見えるわね」と、意地悪そうに言いました。「そんなこと、どうでもよくない?」と思いました。私は別に彼が色白だから、好きになったわけじゃない。うんざりな気分でした。

結婚直後には、実家に帰るように心がけたけれど、その頻度はみるみる落ちていきました。

久しぶりに会っても、母が言うのは、私の外見ばかり。結婚して、着るものが安っぽくなったとか、メイクが雑になったとか、苦労が顔ににじみ出てるとか。私は、すごく幸せなのに。外見ではなく、私の話を聞いて欲しい。私の話を信じて欲しい。離れて暮らしてるんだから、私の話を聞いてくれなくちゃ、私のことはわからない。

私は今はもう、ほとんど実家に帰っていません。というか、怖くて帰れない。母と会うと、その後私は、人と会ったり、外を出歩くのさえ憂になります。みんなも私のこと、内心そう思っているのかな、と。ノイローゼ状態になります。

実家から帰ってくると、別人のような暗い顔をして帰ってくるので、夫が心配します。「もう無理するな」と言います。私にも、ここまでして実家に帰らなくちゃいけない理由が、もうわかりません。

私が実家に帰れない理由。それは「会えば容姿をけなされるから」。いい大人が、そんなことくらいで、と人は言うでしょう。でもこれは、されたことのある人にしかわからない「いじめ」の苦しみ。頭のてっぺんから足の先まで、ジロジロ眺められ、品評され、「どこかしら、また批判される・・」と、身を固くしていなければならない地獄の時間。面白い話をして笑ってる次の瞬間に、「歯並び、悪いわよねぇ。やっぱり子供の頃に矯正しておけばよかったよねぇ」などと言われる悪夢ような時間。

私は、母が本気で嫌いです。


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