いつもイライラしてる母親。子供への影響とその末路 (2)

いつもイライラしてる母親。子供への影響とその末路 (2)

私が幼い頃、母はよく、友達と遊んでいる私の姿を盗み見していました。そして、私が友達に優しくしていなかったりすると、ものすごく怖い顔をしました。物陰から見ている母は、鬼のお面かぶった人みたいでした。そして、友達が帰った後で、あの態度がいけなかったとものすごく怒られました。 ...

私は、小学校中学年の頃、すでに自分に自信がなかったんだと思います。母がイライラしていると、自分のせいだと思い込んでいました。慌てて宿題をしたり、テレビを見るのをやめたり。いつも不安でした。「自分では気づいてないことがまだあるのかも・・」と必死になって、自分のイケナイところ探しをしていました。

そんな私は、人の目を気にしてばかりいるおとなになりました。人としゃべっていても、相手の人の表情がものすごく気になります。少しでも表情が曇ると、「私、なんか気を悪くするようなこと言っちゃったんじゃないか」と猛烈に不安になります。人としゃべっていて楽しくない。だから、人と付き合いたくないし、何もしゃべりたくないです。

自分が毒親育ちだとわかって、初めて知りました。それは、毒親育ちの典型で「人の感情に責任を感じてしまう」という症状なのだそうです。自分が何か言う。それで相手が気を悪くしてしまう。あ、自分のせいだ・・と責任を感じてしまうのは、普通ではないと。え??そうなの?? と思いました。その理屈に納得できるまでに2年かかりました。

人は、言いたいことを言っていいものんだな、と今は思います。言いたいことを言った結果、相手の人が気を悪くしたとしても、それは仕方がない。相手の人が気を悪くしないように、ずーっと気を付けていたら、言いたいことが言えなくなる。そんなことしなくていい。そのことに気づけたら、今までが嘘のように、生きることがラクになりました。

不思議なことにそれに気づいたら、自分が気を悪くしたときにも、相手を責めなくなりました。人に不快な思いをさせないようにと、気を遣ってばかりいる人は、相手の人も自分に気を遣って当然だと思っているので、相手の発言にイライラしやすいのだそうです。

すぐイライラする母に育てられた私。そんな私も、ひとり勝手にイライラし、なぜイライラしているのか、言わずに周囲の人を混乱させたことがあったな、と思います。私がイラッとしても、相手の人には何の責任もない。みんな、言いたいことを言い、したいことをすればいい。そうしなくちゃ生きていて楽しくない。そして自分もそんな風に生きたい!

イラッとするようなことを言われたら、その場で「ちょっとひどいこと言うじゃない!」とか冗談めかして相手に言えるようになりました。美味しいものを食べたり、音楽を聞いたり、して気分転換すれば、イライラが解消できることもわかりました。

母のこと、毒親だなんて思ってて悪いかな。いや、私がどう思おうと勝手だな。それに、自分が「毒親育ち」だとわかったから、母を乗り越えられた。母のためではなく、自分のために生きる。これでいいんじゃないかな。


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