発達障害の特徴!「球技が苦手」の原因 (2)

発達障害の特徴!「球技が苦手」の原因 (2)

「球技ができない」という問題は、発達障害の中でも、ADHD(注意欠陥多動性障害)の人に多く見られます。ADHDの人は、その名のとおり、1点に注意を向けたり、集中したりすることがとても不得手です。球技では「ボールをよく見ろ」と言われたりしますが、そもそもそれができないのです。ボールだけを見る、ボールだけに集中する、それができないために、空振りしたり、まったくバットが振れなかったり、タイミングよく体が動きません。ゴールに集中する、そこを狙う、ということもできないので、サッカーやバスケットボールも苦手です。 ...

そんな発達障害の人も、スポーツ全般苦手なのかと言えば、そんなことは決してありません。その名のとおり、「多動」なので、体はよく動きます。飛んだり跳ねたりすることが好きなので、陸上や体操をしている人もいます。刺激が好きなので、水が好き、水泳が好き、と言う人もいます。音楽に合わせて体を動かすことが好きで、ダンスが得意な人もいます。

発達障害の人にとって、球技大会は憂の種。他の人が当たり前のようにできることが、どうしてできないんだ?と悩むこともあるでしょう。でも、どんな人にも向き不向きがあります。球技が苦手でも、ほかのスポーツを楽しんでいる発達障害の人はたくさんいます。ぜひ、球技にこだわらず、球技以外のスポーツに目を向けてみてください。

親御さんへ。発達障害の子供に対しては、苦手なことがどうしてできないのか、という点について深追いしないことが大切です。

どんな子供でもそうですが、発達障害の子供に対しては特に、苦手なことを克服させようとするよりも、得意なことを伸ばしてあげることが大切です。子供は、口には出さなくても、「みんなができてることが、どうしてできないんだ」と傷つき悩んでいます。親から、「みんなできてるよ」「なんでできないの?」と追及されると辛くなってしまいます。そこで自信を無くしてしまったために、結果的に、得意なことに自信をつけるチャンスさえも失ってしまう、ということはよくあることなのです。


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