【発達障害】「やりっぱなし」を直す方法 (2)

【発達障害】「やりっぱなし」を直す方法 (2)

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴のひとつに「片付けられない」ということがあります。「やりっぱなし」は、この「片付けられない」と密接な関係があります。ADHDの人は、整理整頓が苦手で、片付けができないと言われます。物を出すのは得意でも、元の位置にはなかなか戻せません。何か作業をやり始めることはできても、終わったときに「終わりの作業」をすることができません。 ...

ADHDの人は、多動のため、よく動くような印象があります。よく動くなら、片付けもパパッとやればいいのに、と思いますが、そうはいきません。ADHDの人は、やり出すと止めることも困難なのです。だから、作業が終わったときに「終わる」という工程に進めず、やりっぱなしになります。

やりっぱなしを子供の頃から親に指摘されるたびに、発狂しそうだったという人がいます。

「私のやりっぱなし問題は、最低限のことだけする、ということに決めて、ストレスから解放されました。私のやりっぱなしによって、ほかの人が困るんじゃないかな、という場面でだけがんばります。自分の机の上がやりっぱなしで汚くても、別に誰の迷惑にもならないので、気にしないことにしました」。

やりっぱなしを注意され、直さなくちゃと思っていたときには、イライラしたりして、他の弊害も出たと思います。「どんな状態がその人にとって自然なのかは、他人にはわからないと思うんです。やりっぱなしでもいいや!と思うことで、自然でいられるようになったと思います」。

この人の家族は、こう言います。「やりっぱなしは『よくないこと』と決めつけ、ウルサク言ってしまいました。自分の子供が発達障害だとわかって、自分の当たり前を人に押し付けてはいけないな、と痛感しました。他人にも寛容になれたかな。発達障害の子供に教えられたことだと思います」。


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