発達障害児の特徴!「しつこい」の対処法 (2)
発達障害の子供にADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向があるとき、しつこくなりがちになることがあります。 ...
ADHDの子供は、よく動く印象がありますが、それだけではありません。動きを制御することが苦手で、「やめる」ことも苦手です。ADHDの人は、体だけでなく、頭の中や感情もよく動きます。一度考え出すと止まらかったり、一度悲しくなったり、怒り出したりするとそれも止められません。そのために「しつこい」という印象になります。
また、過去のことと、現在のことを混同してしまう、という特徴もあります。もう済んだはずの過去のことを、今起きていることであるかのように錯覚してしまうため、過去の怒りが再燃したりしやすく「しつこい」ということになります。
そんな発達障害の子供の「しつこさ」は、周囲の大人のちょっとした心配りで、改善することができます。
しつこく何かをしたり、言ったりしているときには、「やめなさい」「しつこいよ」などとは決して言わないでください。その代わりに、ほかのことをするように促してあげましょう。「おやつだよ」と言って好きなものでも食べさせてあげてください。ほかの話題に切り替えて、気分を変えてあげてください。「いい加減にもうやめなさい」などと言うより、ずっとずっと効果があります。
過去のことをしつこく言っているときには、「それは、いつのことだっけ?」と問いかけてみてください。「1年前」・・もう随分、前の話だね、というように、今現在のことではないことを意識させるような会話をしてみてください。
しつこい人を相手にするのは、大変です。しかしもっとも辛いのは、しつこくならざるを得なかったり、自分のその特性を理解されず、否定ばかりされることになっている発達障害を持つ子供自身です。「子供がラクになるように・・」ということを心がけ、これらのことをしてもらえたなら、その子はどんなに幸せだろうと思います。
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