ＡＤＨＤの特徴！「デイドリーマー」を直す方法 (2)

ＡＤＨＤ（注意欠陥多動性障害）の人は、集中することが苦手です。しかし、どんなことにも集中できないかと言えばそうではないのです。自分が夢中になっていることには没頭し、類まれなる集中力を発揮したりします。ＡＤＨＤの人は「デイドリーム」に凝りやすい人でもあるのです。 ...

そのため発達障害の人のデイドリームは、細部まで凝っていたり、妙に現実味を帯びていたりします。退屈な現実から逃避できるデイドリーム。自分の好きなように空想の世界を広げられるデイドリーム。デイドリーマーと化し、妄想の世界と現実世界、一体どちらが本物なのかわからなくなる人がいるくらいです。

この「デイドリーマー」は、どうしたら直せるのでしょうか。

ぜひ、思い描いているデイドリームの世界を、書き起こすことをしてみてください。最も手軽にできる方法は、デイドリームの中の主人公になって日記をつけることです。空想の世界の「自分」になって、その日あったこと（空想したこと）を好きなように書いてみましょう！

デイドリームの中にドップリ浸かり過ぎると、現実がより退屈にしか感じられなくなります。でも、日記につけることでそれが変わるのです。日記をつけているのは、現実を生きているあなたです。そのあなたが、想像の世界を膨らませている。こんなに素晴らしいことはありません！

空想を広げることは、決して悪いことではありません。小説家や芸術家なら、必ずしていること！　想像力は、その人を、そしてその人の人生を豊かにします。直そうとするのではなく、「デイドリームの世界に入り込み過ぎないように」・・それだけ気を付ければいいことなのです。