ＡＤＨＤの心理！「気に入らないと逆ギレする」の直し方 (2)

この世の中は、発達障害の人にとって生き辛さを感じることばかりです。発達障害の人が「普通」だと考えていることが、ほかの人から見たら普通ではなく、ほかの人の「普通」に合わせて生きていかなければなりません。 ...

発達障害の人の毎日は、ただ普通にしているだけだったり、自然に振る舞っているだけなのに、周囲から「それは違う」「そんなのおかしい」と否定されるようなことばかりです。そんな毎日の中で、相手から注意されたり、叱られたり、気に入らないことをされたり言われたりすると、「またか！！」と感じられてしまうところがあるのです。発達障害の人のキレやすさは、その特性だけでなく、ストレスの多い毎日から来ているものだとも言えます。

「気に入らないとキレてしまう」という問題は、解決できるのでしょうか。できます！　意外と簡単なことでそれは可能です。

キレそうになったら、大きく深呼吸しましょう。グルッと周囲を見渡して、可能ならニッコリ笑いましょう。深呼吸は、高ぶっている気分を抑えることに役立ちます。周囲を見渡すことは、平静を取り戻すことに役立ちます。ニッコリ笑うと、嫌な気分が和らぎます。笑顔は相手に対してだけでなく、自分にもいい効果があるのです。

目の前に水など飲めるものがあったら、飲みましょう。「ちょっとトイレに行ってくる」と席を立つのも◎です。トイレに行ったら、腕や首を回すなど体を動かしましょう。頭を空っぽにできればなお◎です。

これは、その場でキレないようにするためだけのものではありません。これを繰り返すと、キレそうになったとき、より早く冷静さを取り戻すことができるようになります。「キレやすい」性格は、このようなちょっとした工夫とその習慣づけで、確実に変えていくことができます。

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