子供の個性を尊重しない毒親【人格否定】

子供の尊厳を傷つけるダメ親

母に「変な人にならないでね」と言われて育ちました。 ...

そのひと言がいつも心にひっかかり、自分らしく生きることができません。

母の言う「変な人」とは、変わった髪形やファッションの人。人とは違う意見を持った人。珍しい趣味の持ち主。ひとりで仕事をしている人。愛想のない人、マイノリティの人・・。つまり、ちっとも変な人ではないのです。母は、自分の価値観を私に押し付けていた、ただそれだけのことだったと思います。

しかし、子供だった私は、母から愛されたい一心で「こういう人になってはいけないんだな」とその条件を頭に叩き込み、母が望むとおりの人間になろうと努力していたのだと思います。その結果私は「自分がどういう人間なのかわからない」大人になりました。自分を大切にすること、自分を信じること、自分の気持ちに正直であること・・自分がないから、これらがすべてできない、というよりも、その意味さえわからない。イライラしたり、無性に自傷したくなる衝動にたびたび襲われました。

私は、早くに好きな人を見つけ結婚し、実家を出、救われたと思います。夫や義家族は、ありのままの私を受け入れてくれ、私も次第にノビノビと自分を表現することができるようになりました。その結果わかったことは、素の私は、母の「変な人像」とかなり一致するということ！　しかし、私の身近にはもう、そんな私を「変な人」と言う人はいません。私は私らしく、自信を持って生きられるはずでした。 [...]

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