子供に同意を強要する毒親

子供に同意を強要する毒親

人の傷つくことばかり言う。話がおもしろくない。話を聞かないと怒られる・・そんな母親に育てられた娘の悲劇

母は、人の傷つくことを平気で言う人でした。 ...

母は、よくしゃべる人でした。しかし、話がまったく面白くありません。誰の何の話なのか、聞いていてわかりません。話にオチがあるわけでもなく、永遠と自分のしゃべりたいことをしゃべるだけ。しかも、人の噂話や悪口が多く、聞いていて不快です。

父は、母の話を無視していました。私は子供の頃から、そんな母の聞き役。それが私には苦痛でした。

母は、私が話に同意しないと怒り出すのです。「あの人って、変な人よね」と母が言えば、私が言えるのは「そうだよね」といった相槌だけ。同意しなかったり、反論したり、知らん顔すれば、母は怒り出し、今度は私を口撃(攻撃)します。それはまるで、母と話しが合わない人は、人間失格であるかのような言い方でした。

「ひねくれ者」。
「変人」。
「バカ」。
「情けない」。
「かわいげがない」。
「みんな、お前とは付き合いにくいって思ってる」。
「そんなんだからお前には、友達がいないんだよ」。

実際、私には友達がいませんでした。今思えば、私は家に帰るとずっと母の話を聞かされ、疲れていたのかもしれません。学校では、ひとりで静かにしている方が好きでした。

そして何より、自分がどう感じ、どう思っているのか、自分でまったくわかりませんでした。友達にも先生にも、「そうだね」「そう思います」としか言えない。そう言っておかないと、酷いことを言われそうで怖くて仕方なかった・・。

女性は共感的に聞いて欲しいだけ。意見を差し挟んだりすると怒り出す、という話はよく聞きます。しかし、女性の共感性は、本来、子供に共感的に接することができるように備わっている能力なのだそうです。その親が、共感的な態度を子供に強要するのではまったく逆。自分の母親が「毒親」「毒母」のレッテルを貼られて当然な存在なのだと知ったのは、私が35歳も半ばを過ぎた頃でした。

「私は、母の満足のために利用されてきたんだな」と思いました。母親のせいで、自分の人生の半分を台無しにされたのかと思ったら、怒りが止まりませんでした。しかし同時に、何かから解放された気がしました。私は子供の頃から、ずっと自分を責めてきました。母の話しをうまく聞いてあげられず、母を怒らせてしまうのは、自分がダメな人間だからだと。そして、母から気に入られない私など嫌われ者なのだと・・。

それが毒親の洗脳なのだと気づき、私は自分を変えたいと真剣に思うようになりました。「自分の思っていることを、ちゃんと口に出せるようになりたいと思う」と勇気を出して夫に言いました。「何か言ってくれないと、不安になっちゃうから、私が何か言ったら、それでいいと思うよ、ってしつこいくらいに言ってくれない?」とお願いしました。夫は快諾してくれました。

そして、自分の実家と縁を切ることにしました。実家に帰って、母の相手をすれば、ただひたすら自分を押し殺し相手に合わせるだけの昔の自分に戻ってしまうから。私は、過去を一切捨て、新しい自分を作る決心をしました。

私の洗脳は、少しずつ解けてきています。夫にいちいち「それでいいと思うよ」と言ってもらわなくても怖くなくなりました。「私はこう思う」と夫の意見に反論することもできるようになりました。最初は、夫も母のように怒りだすのではないかとドキドキしましたが、「お互いのことがよく分かるようになってよかった」と言ってくれた夫に勇気づけられました。

私は、親を捨て、過去を捨て、これから新しい自分をスタートさせたいと思っています。今では、以前の自分を懐かしく思い出せるようにもなりました。昔はよく「何を考えているのかわからない」と言われたな・・。それを言われると落ち込んだけれど、今では「そりゃそうだよ。あのときは、自分でも自分が何を考えているのかわからなかったんだから!」と、ちょっと笑えます。

失った時間は取り戻せない。でも、親に洗脳されていることに気づかないまま一生を終えるよりずっといい人生になるはずだ、と信じて1歩ずつ前へ進もうと思います。 [...]


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