【ADHD】集中力がない子供にピッタリ!分割法 (2)

【ADHD】集中力がない子供にピッタリ!分割法 (2)

そんなときには「宿題が終わったら」を、「1問解いたら」に変えましょう。1問解いたら「お菓子ひとつあげる」。これを繰り返す方が、宿題は確実に短時間に終わります。 ...

強化は、ドーパミンを誘発します。ADHDの子供は、元々ドーパミンが不足しており、それがやる気や集中力の低下につながっています。強化法を使うことで、宿題をやることが強化される=学習される、身に着く、習慣化されるだけでなく、本人のやる気や集中力が高まり、楽にしなければならないことに取り組むことができるようになります。

分割回数は、徐々に減らしていくといいでしょう。10問の宿題を、1問ずつ強化してうまくいったら、2問ずつ強化、に変えていきます。これでもうまくいったら、3問ずつ・・というように、少しずつ分割回数を減らしていくと、「宿題を終わらせたらおやつにする」になります。

ADHDの子供は、体調や心理状態、疲労度によって、やる気や集中力に波があります。「昨日は、3問ずつ強化でうまくいったのに、今日はできない」ということはあって当然だと思ってください。そんなときには、分割回数を増やせばいいのです。

ADHDの子供にとっては、やる気や集中力が湧かない体調のときに、それを求められることは、周りが想像するよりずっとずっと大変なことです。強化法は、子供に望ましい行動を学習させる効果と同時に、ADHDの子供に自分ひとりの力では、どうがんばってもカバーできない意欲や集中力の低下を向上させる役目もあります。


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