ADHDは食べ物のシェアが苦手!? (2)
人の分まで平気で食べてしまう人は、発達障害に限らずいるんじゃないかな、と思います。しかし私がおかしいのは、決して思いやりに欠ける人ではない、ということなのです。先日も、さつま揚げを5枚お皿に盛って、夕食に夫とシェアすることにしました。頭では、夫が3枚で、私は2枚、そう思っています。夫の好きなものを1枚多く譲ってあげようとちゃんと思っているのです! ...
しかし実際は違いました。私は、自分で気づかないうちに3枚食べていたようなのでした。そのとき、お皿には1枚のさつま揚げ。しかし私は、1枚か2枚しかまだ食べていないと思ってる(何枚食べたかは覚えてない!)。私は夫に言いました。「コレあげるよ。好きでしょ?食べて」。夫が噴き出しました。「コレ僕のだけど!」。
数年前までは、ここで夫婦喧嘩になっていました。「私食べてない!」「いや、そんなことはない」と。しかし、最近はあっさり「そうなんだろうな」と否を認めることにしました。なぜなら、ADHDの特性を知れば知るほど、そんなことは私にありがちなことで、そして子供の頃から、そのせいで随分人から誤解されてきたんだなぁ、と思うから。
私は子供の頃から、「自分は誤解されている」「誰も自分のこと、わかってくれない」と常に思っていたところがあります。ADHDの私の行動は、衝動的で、空気が読めず、思いやりに欠けているかのように思われてしまう。人から見た私、と自分が一致しないのです。
私は大人になった今でも、夫以外とは、食べ物をシェアしません! 私は決して「自分さえよければいい」だなんて思っていなくて、むしろ「食べたい人がいたら、譲ろう」と思っているのに、真逆の行動をして誤解されるのが辛いから。今振り返ると、「自分は誤解されている」という子供の頃の感覚は被害妄想ではなく(親からは、そう言われてました)、正しかったんじゃないだろうかと思います。「誤解されている」感覚は今も抜けないけれど、「こう見えて、この人は結構優しい人なんだよ」とわかってくれている人がひとりいれば、それで人生OKなんじゃないかな、と思うようになりました。
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