人と遊んでも楽しくないのはADHDのせいだった! (2)

人と遊んでも楽しくないのはADHDのせいだった! (2)

夫は「ゲームは勝ったり負けたりするからおもしろい」と言いました。それを聞いてハッとしました。私は、そんな風に思ったことないな、と。子供の頃から自分が人より劣っているとか、人に負けているとか、そういう事実が我慢できず、当たり散らしたり、泣き出したり。それがマズいと思い始めてからは、一切の勝負事は避けに避けてきました。 ...

友達とゲームもできなければ、ボーリングやビリヤードのような娯楽も楽しめない。球技大会も勝敗が決まるので嫌いでした。

そういう娯楽を心から楽しんでいる友達を「うらやましい」と思いながら、私はいつも自分を責めていました。自分は心が狭いのだ、性格が悪いのだ、わがまなな人間なのだと。しかし、自分が発達障害だとわかった今、自分を責めなくなりました。人は、発達とともに、「勝つこともあれば、負けることもある」とか、「勝ったり負けたりするから楽しい」とか、「自分が負けたときには、相手の勝利を喜んであげる」とか、自然とできるようになっていくもののようです。そういう発達の一部分がひどく遅れているから「発達障害」なのであり、それが「私」なんだなと頭と心の整理がついたからです。

発達障害の人には、ほかの人が当たり前のようにできていることがひどく難しいことがあります。「私は勝負ごとには向いていない」。それならそれでいいじゃないか!と今は思えます。人と勝敗の決まるゲームをするような状況は、「私、こういうのダメなの~」と笑って避けます。避けてばかりなこと、楽しめないこと。それは子供の頃と同じだけれど、「こんな私じゃダメなのに」と思わないですむようになった分だけ楽になったように思えます。


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