最悪の組み合わせ！ＡＤＨＤの子供と厳し過ぎる親 (2)

「私が今したのは、アレとアレ。私、間違ったことしてない？・・ＯＫ！」「お母さんがああ言ったから、私がこう言って、そしたらお母さんがああ言って、私がこう言って・・私、なんか変なこと言わなかった？　うん、大丈夫！」。 ...

私の頭の中は、常にこんな調子でした。手を繰り返し洗ってしまうとか、そういう行動だけでなく、何かが心配だったり不安だったりするあまり、同じことをグルグル考え続けてしまうのも『強迫神経症』なのだそうです。しかし、それが判明することで、私の強迫神経症はみるみるよくなりました。私が見つけた「強迫神経症の治し方」のページは、私にピッタリだったようで、１か月も経たないうちに、同じことをグルグル考え続けるおかしな癖はなくなりました。

少しでも気を抜けばミスをするＡＤＨＤの私。子供の頃、小言の多い母のから自分の身を守るべく身に着けた「自分の言動を反復し確認する」という癖は、自分の一部と化し、結婚して家を出た後もずーっと続きました。４０歳近くになるまで、起きている間中、自分の言動を復習し反省することばかり。私は、生きていて楽しい、と思ったことがない。今となっては、そりゃそうだろうと思います。今を楽しむ、なんて瞬間は私にはなかったのですから。

どんなに気を付けてもミスをしてしまうＡＤＨＤの私。ミスしないようにと心がけるとどうしても辛くなります。だから最近は「ミスしない人なんていないもの！大丈夫大丈夫・・」と自分で自分を励ますことにしました（他の人よりミスの頻度は多いのは事実ですが・・笑）。夫にも「同じ間違いをいつもしちゃうけど、私はいつでも心の中で反省してる。だから、明るく励ましてくれると助かる」と話をしました。夫は心よく協力してくれました。「生きるって、こんなに簡単なことだったんだな」とはじめて思いました。

母は、今でも小言が多いので苦手です。母に会うと具合が悪くなるので避けています。悪いな、とは思うけれど、ＡＤＨＤの私には天敵のような母だからなぁ・・と思います。

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