皆に好かれることを強要する毒親

皆に好かれることを強要する毒親

「友達が少ない子はダメな子」。母親にそう言われて育った娘の悲劇

私は友達の悪口ばかり言っている子供でした。それがなぜなのか、ずっとわかりませんでした。 ...

私は大人になった今でも、人の悪口ばかり言っているところがあります。その人の前ではいつもニコニコ笑っていて、むしろ仲良くしている。でも、家に帰ると、不満が頭の中でドンドン膨らんで、その人の悪口が渦巻いている。実際夫にグチグチと不満をぶちまけることもあります。

仲良くしている友達のはずなのに。誘われれば会いに行くのに。

自分の頭の中が、人の悪口でいっぱいになるのはいい気分じゃない。何より、人の悪口や陰口ばかりの自分が嫌で嫌でたまりませんでした。でも、やめられないのです。

その謎が解けたのは、自分の親が『毒親』だとわかってからでした。

母は、子供を自分の理想通りに育てようとする完璧主義な人でした。私はいつでも母の理想通り、完璧でなければならない。母は私の友人関係にまで口を出しました。母の理想は「どんな人とも仲良くできる子」。私は、どんな人からも好かれるいい子でなければなりませんでした。

母には、気が合わない、とか、相性が悪い、といった考え方がありません。だから、仲良くできない友達がいると「どうしてあなたは、あの子と仲良くしないの? あの子はとってもいい子よ」などと責められる。私は、子供の頃から、仲良くならない人がいるのは、私に問題があるからだ、と思っていました。

私は次第に、学校から帰ると、友達の悪いところを片っ端から母に語るようになりました。「相手が悪い、だから、あの子とは仲良くできていないのは私のせいじゃない」。そう母を「説得」することで、自分を守ろうとしていたのだと思います。

毒親の洗脳が解け、改めて周りを見渡してみれば、人はみな、気が合う人と自然にくっついて、気が合わない人とのことを、なぜ気が合わないのか必要以上に突き詰めたりはしません。「友達作りって、頭じゃなくて感覚でするものなのかな・・」そんなことに気づいたのは、40歳も近くなってから。私はつくづく、基本的な友達作りのトレーニングが、子供時代にできなかったのだなと思います。

毒親の洗脳が解けて、私はピタリと人の悪口を言わなくなりました。なぜ気が合わないのか、相性が悪いのかなんて考えたって仕方ない。自分に悪いところがなくたって、気が合わないこともある、それは当然。

そのことに気づいて、私は憎き毒親との距離を、自然に取ることができるようになりました。「うちの親は毒親だ」と親の悪口が頭の中を渦巻いていた時期が長くあったけれど、あの時は辛かった。でもトコトン悩み、毎晩のように泣いて、そんな日々を4年過ごしてある日突然憑き物が取れたようにこう思ったのです。「親とだって気が合わないってこと、あるよね。でも、なぜ気が合わないのか考えるのはもうやめよう。それを突き詰めたって仕方ないもの!」。

私の人生の半分は、「あの人と仲良くできないのはお前に問題があるからだ」「親とうまくやれないなんて親不孝な人だ」と思われてるんじゃないかという恐怖や不安といつも隣り合わせでした。そんな強迫観念から解放され、生きるってこんなにシンプルで軽やかなことだったんだなと実感しています。 [...]


人気の記事
自己肯定感診断【簡単チェック】
毒親チェック
人間不信診断【セルフチェック】
アダルトチルドレン セルフチェック
愛情不足診断【愛着障害】
心理的虐待ダメージ診断(旧:毒親洗脳度チェック)
嫌われたくない症候群診断【セルフチェック】
acタイプ診断
ダメな親診断【セルフチェック】
完璧主義診断【セルフチェック】


    先頭へ戻る