外面だけは立派。子供に優しくない母親 (2)

外面だけは立派。子供に優しくない母親 (2)

母は、裏表のある人でした。他人には、心遣いを欠かさず、親切なことをしたり、優しいことを言ったりするのに、家の中では違いました。私が病気で熱を出したとき、母が私にかける言葉は、「病は気からっていうのよ。たるんでる証拠よ」。 ...

かわいがっていたペットの亀が死んで泣いていたとき、母が私にかけた言葉は「だからペットを飼うのはやめなさいって言ったでしょ」。

転んで血が出ていても知らん顔。優しい言葉をかければつけあがるから、ほっておくのが一番なのだそうです。

普通なら親が心配するような場面で、私は必ず自業自得だと言わんばかりに叱られるか、放置されるか。私は、優しくされたことがない。だから、優しくされたときのうれしい気持ちを知らないし、人に優しくする方法も知らない、そんな子供だったのではないかと思います。

毒親に育てられた人は、優しくされることに慣れていなくて、人間関係がぎくしゃくしてしまうことが多いのだそうです。まったくそのとおりだな、と思いました。そして私は、遅すぎるということがないのなら、今からでも変わりたい、と思いました。

夫にお願いしました。「大丈夫?って言いたいときには、どんどん言うからね。自分を変えたいの。協力してくれる?」。相手を思う気持ちを、素直に言葉にしてみることを心がけました。1か月もしたら、心配するって気分のいいものなんだな、と思えてきました。

夫も、「心配してくれてありがとう」と思うように努めてくれたそうです。実は夫も「毒親育ち」。心配されることに慣れてなくて、最初は内心「ほっといてくれ」と思っていたそう。でも、照れくさそうに「心配されるのも悪くないよな」と言ってくれたときには、私もうれしくなりました。


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