子供の「自分を責める」 (2)
責任感過剰な子供
人は、親から大切にされることを通じて、自分を大切にする、ということを知っていきます。悪いことをしたときには叱られても、子供に責任がないときには叱られません。親がたとえイライラしていたとしても、「あなたのせいじゃないよ」「イライラしちゃってごめんね」と親から言われれば、子供は責任を感じずにすみます。そのような経験のない子供は、自分を責めがちになるのです。 ...
責任のないことにまで責任を感じる人の心理
虐待されてきた人は、責任感が強すぎる大人になる傾向があります。上司の機嫌が悪いのは自分のせい。友達が愚痴っているのは、自分のせい。自分とはまったく関係のないことであっても、何か問題が起こるたび、自分のせいなんじゃないか、自分のせいだ、と小さくなっているようなところがあります。責任感が強いことは悪いことではありません。しかし、何でもかんでも、自分のせいだ、と自分を責めているのなら、それは生きづらさの原因となります。
「自分を責める」の対処法
そのような生きづらさを感じている方に試してみて欲しいことがあります。「これは自分のせい?」と、ことあるごとに自分に聞いてみてください! 「自分のせいじゃないな」と思ったら、「これ以上、気にするのはやめよう」と、席を立つとか、トイレに行くとか、お菓子を食べるとか、何か気分転換をしてみてください。
責任感過剰を治す方法
何でもないことで、繰り返しこのトレーニングをしておくのがコツです。「今日は雨だな。私のせい?」と自分に聞いてみましょう。そんなはずありませんよね。「私のせいじゃないな~」ハレバレとした気持ちでニッコリ笑ってみましょう。その心のストレッチが、いざというときに役立ちます。「上司の機嫌が悪いな。私のせい?」・・「私のせいじゃない!」。天気も、人の機嫌も、同じことです。自分に身に覚えがないのなら、相手から指摘されるまで、「私には問題なし!」とほっておいていいのです。
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