寂しい..毒親育ちの孤独感。その対処法 (2)

寂しい..毒親育ちの孤独感。その対処法 (2)

孤独感の解消方法

残念ながら、そのような生い立ちの人の孤独感は、永遠に続きます。どんなにひどい親でも、子供は、親のことを記憶から消し去ってしまうことはできません。そんな親の元に生まれたことをなかったことにはできません。「親がいるのに寂しい。満たされない」という複雑な心情に苦しめられ続けます。永遠に続く「片思い」のような苦しさだ、と言った人もいます。 ...

孤独感の対処方法

しかし、そんな生い立ちの人にも、その寂しさや孤独感を解消できる方法がひとつあります。それは、「孤独と仲良くなる」ということです。

週に1回5分とか、毎晩寝る前に1分とか、時間を決めて「孤独に浸る」時間を作ってみてください。「自分は孤独だな」とひとりしんみりその世界に入り込みましょう。「あんな親に生まれなければな」と恨む気持ちが湧いてきたら「今夜は恨みモードだな」と、心のままに恨みましょう。泣きたくなった思いっきり泣きましょう。寂しさがますます強くなってしまったら、「寂しい」と心のままに、自分の寂しさに自分が寄り添ってあげるような気持ちで、その気持ちにふけりましょう。気持ちを絵に表現したり、日記に綴るのも◎です。

孤独から解放される方法

それはきっと辛い時間になることと思います。でも、繰り返しているうちに、辛いはずなのに、どこか心地いいような気がしたり、「孤独にふけりたい」とその時間が待ち遠しくなったりしてきます。孤独感は、できることなら感じたくないもの。だから、自分の中から無くしてしまいたい、とがんばってしまいがちです。でも、孤独な自分を、自分で慰めてあげるような心地よさを知ったときには、孤独な気持ちも「敵」ではなくなります。孤独と共存・共生しながら、うまく生きていくことができるようになるのです。

毒親育ちの「生き辛さ」と解放

親に恵まれた人と比べれば、毒親育ちの人の人生は、確かに傷だらけです。「こんな人生じゃ嫌だ」と今はもがいているかもしれません。苦しくて苦しくて「死んでしまいたい」と絶望してしまっているかもしれません。でも、外を見てみてください。雨に打たれ、風に吹かれ、傷だらけの木々が、春にはきれいな花を咲かせます。傷だらけの木々が、傷ひとつなく大きくなった木々より美しくないか、といったらそんなことはないのです。毒親育ちの人には、そうではない人とは違う幸せの形があります。孤独も絶望も、生きる意味さえわからないような苦しい冬の時代を超えた人だけが迎えられる春があります。

無理せず、マイペースで行きましょう。出口の見えないトンネルの中にいるような気分のときにも、1歩ずつゴールに近づいています。


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