「毒親」と子供に言われた。その対処法 (2)

頭ごなしに子供を叱る

頭ごなしに「そんなこと言うな」と子供を叱るのは×です。それでは、せっかく子供の本音が聞けるチャンスを無駄にしてしまいます。 ...

「こんなにしてやってるのに」。親の苦労を並べ立て、一方的に子供の発言を間違ってるとするのはやめましょう。親の不満を子供にぶつけるときではありません。

「悲しいな」などと涙目になられたりすると、子供は何も言えなくなります。親に気を遣わせ、言いたいことを言えない子供にしている本物の「毒親」になってしまいます。

子供は、大人になるまでの間に、親に反発したり、反抗したりする時期があります。「親ウザイ」「毒親」。親に悪態をつけるのは、むしろ健全です。

「こんなこと言うと親から嫌われるかもしれない・・」と、ウザイとも、毒親！とも言えず、ストレスを溜め続けている子供は山のようにいます。いくら「毒親」となじられても、「どうしたのよ」「話があるなら、聞くよ」と動じないで受け止めてくれる・・そんな親を子供は求めています。

親にも言いたいことがあるでしょう。しかし、それは子供の言いたいことをすべて聞き終わってからです。子供の話をよく聞き、謝るべきところがあれば子供に謝り、改善するべきところがあれば、子供にそれを約束しましょう。

そして一番最後に、親の言いたいことを。「毒親！なんて言わなくても、ちゃんと話し聞くよ。今度から、そんな言い方しないで、話があるだけど、って言いなさい！」。親に話を十分に聞いてもらった、と思えているなら、子供は次から、その言葉にきっと応えてくれるはずです。