親をバカにする子供の心理。その対応 (2)

子供からバカにされたときの対処法

子供からバカにされたとき、親として最もしてはいけないのは、ムキになることです。子供からバカにされたことを「屈辱」だと受け取る親は、子供をこれまで通り従わせようとしたり、「親が絶対」という価値観を植え付けようとムキになります。これでは本当に「バカな親」ということになります。 ...

親をバカにする子供の接し方

親をバカにするのは、子供が大人になってきたことの現れです。堂々とそれを受けて止めてあげて欲しいと思います。幼い頃の親子関係から、大人同士の関係に少しずつ変わっていくときです。「子供からバカにされた！！」と怒り狂ったり、悲しんだりする前に、まずは子供の言い分を十分に聞いてください。

子供の言うことを間違ってると決めつける親

子供の言っていることが理解できないときにも、間違ってると決めつけないでください。あなたの子供は、もう幼い子供ではありません。知力も思考力も、親を上回っているかもしれません。子供の言っていることを、理解しようとすることを、どうぞ諦めないでください。「わかるように説明して」と子供に言いましょう。「○○ってこと？」「××ってこと？」と聞き、ときには、子供からその真意を引き出す努力をしてみてください。それが、子供をひとりの人として尊重し、対等に付き合おうとしている親の態度です。

子供を認めようとしない親

子供の言っていることが少しでも理解できたら、それは、考えていることがわかってよかった、とうれしい気持ちになっていいときです。まずは「よくわかった」と子供に言いましょう。

子供の言っていることに「一理あるな」と少しでも思えることがあったら、それを言葉にすることをためらわないでください。「そういう考え方もあるな」「気づかなかった」。それは、親としての「敗北」などではありません。

そんなことを子供に言ったら、子供になめられる・・そう思っている親は、信じられないことに、かなりの確率でいます。むしろ逆です。それを口に出さず、「親である自分に、間違えはない」「自分（親）を越えられるはずがない」と思っている親が、子供から将来本気で「バカにされる親」になるのです。

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