子供が何も言えなくなる親。子供への影響とその末路 (2)
親に話を合わせているうちに、子供に自分の考えがなくなっていくのです。親の言っていることが、「自分の言いたいこと」「自分の思っていること」であるかのような錯覚に陥っていきます。親に同意していれば、まるく収まります。親から否定されずにすみます。子供は、自分自身がどう思うか、感じているかについて考えなくなります。考えなくても、親に合わせていればいいからです。考えてもそれを言えば、親とトラブるだけです。考えるだけ無駄なので、考えなくなります。 ...
まるで親の「イエスマン」のようになっていきます。
ある毒親育ちの人は言いました。「大人になって、気づいたら私は空っぽでした」。親に同意している毎日の中で、自分が何をしたいのか、どう感じているのか、それが好きなのか嫌いなのかさえ、わからなくなったと言います。
そんな大人に子供をしないためには、どうしたらいいのでしょうか。
親と血がつながっていたとしても、子供は、親とは別人格の存在です。親とは違う感じ方や価値観があり、それが子供を形作っています。「ウチの子は、どんな子なんだろう」という子供への興味を、いつでも、いつまでも、絶やさないで欲しいと思います。
その気持ちのある親は、子供が親と違う意見を持っていても、それを「間違ってる」と決めつけたりしないものです。親の意にそぐわないことでも、子供への純粋な興味のある親は、そこに興味を抱くため、頭ごなしに否定することにはなりません。
自分を出すのが苦手な子供もいます。親から愛されたい一心で、子供は無理をしがちです。子供が親に同意してばかりいるときには、親の方から「どう思う?」と子供自身の考えや意志を話しやすい環境を作ってあげることも重要です。
「何も言えない」と感じている子供は、大人になった後、だまって親の前から姿を消してしまう子供でもあります。誰しも、何も言えなくなってしまうような人とは、進んで付き合いたいとは思わないものです。「親と付き合うのが辛い」と感じていても、それを親に言えず、だから、だまって縁を切るしかなくなってしまうのです。
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