すぐイライラする親。その対処法 (2)

大人になっても続く見放され不安

そのような親に育てられた人の中には、大人になった後も、根強く残る見離され不安に悩まされる人が多くいます。親の機嫌が悪くなるたびに、「自分のせいだ」「嫌われちゃったかもしれない」と不安になります。その感覚が大人になった後も、些細なことで「嫌われたかもしれない」「友達から捨てられるかもしれない」と感じるなど、「見捨てられ不安」「見放され不安」として残り続けるのです。 ...

イライラしたときの対処法

親も人間です。イライラすることもあるでしょう。でもそれを、関係のない子供にぶつけるのは間違っています。そのようなときには、子供に説明しましょう。「イライラして、ごめんね」と、自分のイライラをぶつけてしまったことを謝りましょう。そして、子供のせいではない、ということを明確に伝えて、子供を安心させてあげてください。子供に原因があったのだとしても、イライラを子供にぶつけるような「お説教」は最悪です。感情的になったことをまずは謝った上で、冷静に、子供へ注意するなり話をしましょう。

「すぐイライラする」を治す方法

すぐイライラしてしまう人へ。イライラしたら、子供や周囲の人にそれをぶつける代わりに、その場で別のことをするように心がけてみてください。お菓子を食べる、飴をなめる、大きく深呼吸をする、背伸びをする、ニッコリ笑ってみる、好きな音楽を聴く、トイレに行く、いい香りのもの（お香やアロマ）を嗅ぐ、ぬいぐるみを撫でる・・。いろいろ試しながら、手っ取り早く気分転換ができる方法を見つけるのがオススメです。

自分の機嫌を自分で治す方法

イライラを人にぶつけない人は、イライラしない人なのではなく、自分のイライラを、自分で治す方法を知っている人です。周囲に当たり散らす人は、実は、自分の親からイライラをぶつけられて育ってきていたり、「自分のイライラは自分で治すものだ」ということを、親の姿や言葉から学べないまま大人になってしまった人であることが少なくありません。イライラしたときの発散法を見つける努力を親がすることは、自分の子供へ、「自分の機嫌は自分で治すんだよ」という何よりの教え・メッセージになります。それができる人は、ダメな親ではありません。

先頭へ戻る