アダルトチルドレンの特徴!「楽しい思い出がない」の対処法 (2)

アダルトチルドレンの特徴!「楽しい思い出がない」の対処法 (2)

「いい親だと思われたい」という欲のある親も、子供に「生きていて楽しくない」と感じさせます。そのような親の元で育つ子供は、親とうまくやっていくために、常に「いい子」でいなければなりません。「自分らしく」生きることを制限されている状態のため、自我が未発達なまま大人になってしまい、「自分で自分がわからない」「誰かを演じている気がする」「何のために生きているのかわからない」といった生きづらさを感じがちになります。 ...

心配性の親も、子供に悪影響です。子供が心配なあまり、子供を過保護にし、行動を制限する親がいます。そのような親に育てられた子供は、自分のしたいことを何ひとつできないまま大人になってしまいます。「親に心配をかけないように」・・そればかりを考えて子供時代を送ってきた結果、ACになってしまった、という人もいます。

もっと露骨に、子供から「子供時代」を奪う親もいます。あるアダルトチルドレンの人はこう語ります。

「母は、私が友達と遊んでいると、その後、きまって不機嫌でした。怖かった。私は次第に友達と遊ばなくなりました。母の話し相手になったり、母の買い物に付き合ったり、母の相手ばかりするようになりました」。

それにはこんなワケがありました。「母は、友達のいない人でした。娘である私を自分の『おともだち』として占有したかったんだと思います。私には、もっと一緒に遊びたかった友達もいたし、やりたかったことも、興味のあることもありました。でも母に全部つぶされました。大人になった今でも、私は、何かを思いっきり楽しむということができません。それをすると、誰かがひどく不機嫌な顔で私を睨んでくるような気がして怖いんです」。

そんなこの人も、今は生きづらさから解放されたと言います。それは、こんな小さなことがきっかけでした。

アダルトチルドレンの人は、親から子供時代を奪われた人なんだ、という話を本で読みました。そうなのか・・と思いました。それなら、今からでも子供時代を取り戻してみようと思いました。ちょっとでもやってみたいことや、興味のあることに、片っ端から取り組みました。飽きちゃってもいいから、やってみよう!子供みたいに、と思いました」。

この人は、自分で自分に、こう言い聞かせたそうです。「ここには、お母さんはいないから大丈夫・・と不安になるたびに、自分に言いました。自分の好きなことをするたびに、『こんなことしたら、お母さんが機嫌悪くなっちゃうかも』と、怖くなったり罪悪感を感じたりしたんです。でも、ここを打破しないと、私はACのまま一生終えることになるんだな、と思いました。『大丈夫。好きなことをしても、誰も機嫌悪くなったりしない。そんな人がいたとしても、その人の方が間違ってる!』・・自分で自分に何度もそう言い聞かせました。気分が落ち着きました。私の生きづらさは、以前とは比べものにならないくらい軽くなりました」。


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