親が原因の「人と話すと疲れる」の治し方 (2)

親が原因の「人と話すと疲れる」の治し方 (2)

母親のせいで、人嫌いになった人がいます。 ...

この母親は、とにかく過干渉でした。子供の言動にうるさく口を挟んだと言います。「私は子供の頃から、思っていることを自由にしゃべったことがありません。何か言えば、その言い方はよくない、とか、それは間違ってる、とか、そんなこと言ったら、人から嫌われるとか、否定ばかりされました」。

この人は、友達としゃべっても、社会人になって同僚と話をしても、それが楽しいと感じたことがなかったと言います。「私は、人に気を遣ってばかりでした。失礼なことを言わないだろうか、相手を傷つけないだろうか、嫌われないだろうか、とか、そんなことばかり気になって楽しくないんです」。人と話しをすると、その後疲れてグッタリしてしまった、と言います。

この人が変わったのは、パートナーが言ったあるひと言でした。「ある日彼に、私は、人を傷つけたりしないように、必ず頭の中で事前に、自分の言うことが間違ってないか確認してから発言する、と言ったんです。そうするのが普通だと思っていたから、自信満々に。彼は驚いて言ったんです。疲れるでしょ?と」。

その人は、それを境に変わりました。「私は疲れて当然だったんです。人がどう思うかなんて考えず、思ったことを言っていいんだとわかったら、生きることがラクになりました」。その人は、今でも昔からの知り合いと話をすると疲れると言います。「でも、前の私と今の私で違うのは、疲れる相手とは、もう付き合いたくない、と思えるようになったこと。子供の頃から、長くこうして生きてきている私が、人付き合いの好きな人になることは、もうないでしょう。それでも、生きづらさからは解放された気がします」。


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