娘を男性不信にする母親 (2)

この人は、うつ病になったことをきっかけに、カウンセリングを受けるようになりました。そして気づいたそうです。すべては親の刷り込みだった、と。 ...

「よくよく考えてみれば、私は男の人と話をしたこともあまりないんです」。この人の母親は、自分の娘を男の人に近づけさせなかったと言います。「私は、男の人と付き合ったこともないのに、男の人を信用できないと思い込んでる。それはおかしい、と思いました」。

この人は、言います。「母は汚いです。母は、『あなたを守りたいの。だから言ってるのよ』とよく言ってました。違うと思います。母は、男性を悪者にすることで、自分の離婚は自分のせいじゃない、と言いたかった、自分でそう思い込みたかった、ただそれだけだと思います」。

それに気づいても、この生き方はもう変えられないと言います。「私には、男性不信が染みついています。私はこれからも、一緒に働いている男性に耐えられなくなったら職場を転々とする・・そんな人生を送ることになるでしょう」。

親のモラハラは、子供の一生を狂わせます。