子供に愚痴を言う母親 子供へのモラハラの影響 (2)
その心の傷は、30歳を過ぎたときに疼き始めたと言います。「付き合ってた彼と別れ、仕事にもつまづきました。私なんか、いない方がいいんじゃないと思えてならなくなりました」。 ...
あの時の母親の言葉が、繰り返し頭に浮かんできてどうしても消えなかったと言います。「産んで後悔してる」。ただの愚痴だ、本気でそう思ってるわけじゃないはずだ、私は傷ついてなんかない・・そう自分にどんなに言い聞かせても、頭から離れません。
「うつになりました。私はあの言葉に相当傷ついてたんだとやっと気づきました」。親からモラハラを受けて育った人の多くがそうであるように、この人もまた「私は、あんなこと言われたくらいで傷つくような弱い人間じゃない」と無理をし続けていたのです。
今は違います。「あの言葉だけじゃない。母は、私を不快にさせるようなことばかり言っていました。父のことも、兄のことも。悪く言って欲しくなかった」。母親のしてきたことがモラハラだと気づいてこの人は変わりました。
「母は卑劣な人です。愚痴を言っても、私なら母を責めない、嫌いにならない、逃げだすこともない。それを知っていてそれを言い続けたのですから」。弱い立場にある子供。だからこそ親が全力で守らなければならないのに、そこにつけこむような態度を取る親。
「今振り返っても、子供だった私に何ができただろう、何もできなかったに違いないと思います。母に逆らえば、兄と同じ立場になる。母から悪口を言われる。子供は親から逃げることができないんです」。
モラハラは、精神の殺人と呼ばれます。
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