ACの心理!「仲直りができない」の回復法 (2)
「ごめんなさい、と言わなくてもいいように気を付けてばかりいました。怖くて言えないんです。ごめんなさいと言っても母の機嫌は治らない。ずっと怒ってる。そういう時の母は本当に怖かった。見捨てられるんじゃないかと体が震えました」。 ...
この人は、ごめんなさいと言わなければならないようなことを一切しないように、いつでも気を付けるようになったと言います。「友達にもいつも気を遣っていました。ごめんね、を言わなくちゃいけないような状況を作ったらおしまいだ、と思っていました」。
友達が少ないわけではなかったと言います。でも、深い仲にはどうしてもなれません。「仲良くなればなるほど怖いんです。一度仲たがいをしたら、2度と元には戻らない、そう信じ込んでいたので。好きな友達を失わないためには、現状維持でいるしかない、と考えてたと思います」。
この人は大人になって鬱を患い、自分がACであることに気づきました。「私は、親から許されたことがないのだな、と思いました。それが、私の生きづらさの原因でした」。
子供は、失敗や間違えを繰り返しながら大きくなります。そのたびに「ごめんなさい」を言い許してもらう。間違ったことをしても、人は許してくれるし、関係が途絶えてしまうわけじゃない。そのことを身をもって知ります。この人は言います。「私にはその経験がないんです」。
「けんかしても、そこで関係が終わっちゃうわけじゃないんだな」とわかったのは、45歳のときだったと言います。「私は、結婚しても完璧な妻であろうとし過ぎていました。ごめんなさい、と言わなくちゃいけないようなことは、最初からしちゃだめだ、と思っていたので。でもやめたんです。けんかして、自分にも悪いところがあった、ごめんねって思い切って言ってみたらスッキリしました」。
この人は、今、ACから回復しつつあります。「けんかして仲直りして・・そうやって深まる信頼関係もあるんだな、と知りました。私の心は、今まで生きてきた中で、最も穏やかです」。
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