子供のことをブログに書くのはやめてください (2)

「生きていて楽しくない」「誰かを演じている気がする」「自分がふたりいるような気がする」といった生きづらさに長く悩まされているこの人は、自分の子供をネタにしたブログやＳＮＳを見ると、無性に腹立たしくなるそうです。 ...

「許せない、と思ってしまいます。自分に関係ない人たちのことなんだから、気にしなければいいと思うのに、自分のことのように頭にきます」。ある時気づいたそうです。「私は、ブログのネタにされている子供たちと、自分を重ね合わせてるんだなって。私が許せないのは、自分の親だと思います」。

「子供って、子供は子供なり気を使っていたりして、嫌なことがあっても、なかなかそれを親に言えない。私のように、本当は親に怒ってるのに、そのことにすら気づけないまま大人になっちゃう人もいる。だから、子供の話をブログに書く人たちに言いたいです。子供が言わないからって、怒ってないからって、なんとも思ってないだろうって思わないで欲しい」。

「それを嫌がる子供もいれば、そうでない子供もいる」。そう言い訳する親もいます。確かにそうかもしれません。しかし、ちょっと想像力を働かせば、それがモラハラだと気づくはずだ、と指摘する専門家もいます。

「もしも、自分が会社でやっちゃったミスを、上司のブログのネタにされていたら？　いい気分はしないでしょう。上司のことを、信用できなくなって当然です」。子供にも同じことが起こります。

「自分の子供なんだから、どうしようと親の勝手だ、と言った親がいます。そうでしょうか？？　子供が抗議できないことをいいことに、好き放題やってるそんな親は、子供を私物化している毒親もいいところです。子供のことを勝手に書く。ネタにして楽しむ。将来、子供から信用されなくなって、当然の態度です」。

先頭へ戻る