「態度が横柄」を直す方法 (2)

「態度が横柄」を直す方法 (2)

「自分は特別な存在だと思っていました。周囲の人間を見下し、横柄でした。でも、それをやめたら人間関係が楽しくなりました」。そう語るこの人は、35歳のときに、飲食店を開業したご主人のサポートとして、ウェイトレスの仕事を始めました。 ...

「私の父は、横柄な人でした。あんな風にはなりたくない、と思って生きてきましたが、今思えば私も横柄でした」。横柄な父親と、それを問題視していない母親。「横柄な態度ばかりを日々目にしていたので、横柄じゃない態度がどういうものなのか、知らなかったんだと思います」。

35歳過ぎで始めた接客業。苦労は多かったと言います。「いらっしゃいませ、ありがとうございました・・それを言うことに抵抗がありました。そんな言葉は、人から言ってもらうものであって、人に言うものではない・・そんな風に考えている家庭で育ったので」。

しかし、接客業の経験がこの人を変えました。「横柄な態度のお客様もいます。嫌だなと思います。でも、そうじゃない方もたくさんいらっしゃいます。私は、そういう人になりたいな、と思いました」。

どういう態度が人を不快にさせる「横柄な態度」なのかよくわかったと言います。「父も母も、サービス業をバカにしていると思います。でも、世間は違いました」。ありがとうございました、とこちらが言えば、ごちそうさま、美味しかったよ!と返ってくる・・どちらが上とか下とか、関係ないんだなと気づいたと言います。

「そういう関係っていいなって思ったんです」。今は、お店に立つのが楽しくてたまらないと言います。

「最近思うんです。自分は、自分が思っていたよりずっとちっぽけなただの人だったんだなって」。そう思えることがうれしい、とも。

「みんなただの人。子供も大人も、お年寄りも。ちっぽけだけど、みんな大切な命。同じ価値の命。そんな感覚がある私は、もう横柄な態度は人にはとってないんじゃないかな、と思います」。


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