うつ病になりやすい人の特徴!意地悪を治す方法 (2)
「どうしてあんなこと言っちゃうんだろう」。悔やんでも、もう言わないと心に決めても、同じことを繰り返してしまう。人に意地悪をし、誤解され、ひとりぼっちになり・・。社会人になってからは、社内でも取引先との人間関係でもひとり浮いてしまい、鬱になっては回復し、また再発し・・を繰り返してきたと言います。 ...
何度も繰り返す鬱。「自分の生き方を、そして性格を変えなければ、鬱体質から脱却できないと思いました」。
この人は、意地悪な性格を変えようと思ったそうです。「私は父にそっくりでした。この性格は生まれつきで治らないと諦めていたんです」。しかし違いました。
「思えば私は、子供の頃、父のことを意地悪だとは思っていませんでした。父は、人の嫌がることを言う天才でした。でも、あまりにもそれが日常的過ぎて、私は、それが普通だと思ってしまいました」。
母親の態度も、それに拍車をかけたと言います。「母も、父から意地悪されていたと思うのだけれど・・母は、そんな父を無視。まったく気にしていませんでした。私にも、父から意地悪なことを言われて、泣いたりイライラしたことがなかったわけじゃありません。でもいつしか、そんな自分の方が間違っているような気がしてしまったと思います」。
親から意地悪なことをされた子供は、人に対して意地悪になります。「私がまさしくそうでした」。意地悪な親の家庭で育った子供は、「意地悪ではない人との付き合い方」を知らずに育ってしまうのです。
この人の自分改革は「お父さんは、なぜあんなに意地悪なんだろう?」と考えることから始まったそうです。「あるとき気づいたんです。父は臆病者なんじゃないかなって。父は、母からも、親戚からも、職場の人からも、そして子供である私や兄からも、自分はバカにされていると思い込んでいるようでした」。
その前提に立って父親を眺めてみれば、すべての辻褄が合ったと言います。「人と話していると、自分がバカにされそうで怖くなる。だから、バカにされる前に意地悪なことを言う。相手の弱点を突いたり、相手を孤立させ、自分を守ろうとする・・それが父のパターンでした」。
自分も同じところがあるな、と思ったそうです。そしてそれを克服するべくこの人がしたことは、意外なことでした。「自分のコンプレックスや欠点を、すべて認めてしまおうと思いました。それを認められずに、人に意地悪ばかりしてる父を超えたいと思いました」。
怒りっぽい、負けず嫌い、恥をかくのが嫌い、太ってる、背が低い・・今まで隠そうとしていた自分のダメなところをノートに書き、その上に赤ペンで花丸をつけたそうです。「誰にでもダメなところがある。コンプレックスがある。欠点がある。今までそこから目を背けてきました。だから意地悪になっちゃうのかも、と思いました」。
自分改革を初めて3年。「欠点だと思っていたところも、自分の一部だと思えたら好きになれました。自分が強くなった気がします。そしたら人に意地悪する必要がなくなりました」。鬱が回復しては再発し・・を繰り返すこともなくなったと言います。「以前の私は、何かに絶えず怯えていたような気がします。気持ちが軽くなりました。性格って変えられるものなんだな、と初めて知りました」。
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