自分で治すＡＣおしゃべりな親の家庭 (2)

おしゃべりな親は、子供のことをペラペラ人にしゃべります。大人同志の話のネタにされ、人に知られたくないことを言いふらされるようなことが、日常的に繰り返されます。子供は、親を信用できなくなります。そして自分が、人から笑われたり、噂されるような、恥ずかしい人間である、と認識していきます。 ...

アダルトチルドレンの人に、人間不信が多いのはそのためです。人は、親との関わり合いを通じ、人を信頼するという感覚を身に着け、それを基礎に、少しずつ他者との信頼関係も結べるようになっていきます。しかし、それができなかったＡＣの人は違います。あらゆる人のことが信用できません。いつかこの人に裏切られるかもしれない、この人も陰で私の悪口を言っているかもしれない、といった生き辛さを感じ続けることになります。

しかし諦めないでください！　そのようなＡＣの症状は、意外と簡単に緩和し、ＡＣを治していくことができます。

それは自分を癒すこと。親にされて嫌だったこと、たとえば「自分の話を聞いてくれなかった」とか「自分のことを人にペラペラしゃべられ嫌だった」とか、それをノートに書き、翌日読み直してください。そして、昨日の自分にこう声をかけてあげましょう。「そんなことがあったんだね。辛かったよね。傷ついて当然だね」。泣きたくなったらうんと泣きましょう。

たったそれだけのことで？と思うことでしょう。しかしこれは、かなり効果があります。これをすることで、自分が親からいかに間違った扱いを受けてきたのかを自覚することができます。そして、それをノートに書くことで、傷ついている気持ちを自分の外へ出すことができます。そして、自分で自分に優しい言葉をかけることを繰り返すことで、親から大切にされることなく育ったあなたにも、自分で自分を大切にすることの大切さや、その方法が自然と身についていくのです。

親に苦労させられているあなたに、幸多かれと祈ります。

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自分で治すＡＣ おしゃべりな親の家庭 (2)

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