【認知症父の入院12】デイサービス利用中！退院後の様子

デイサービスを始めて、落ち着いてきた。・・かな？

父、85歳。約６ヵ月ほど前のこと。自宅で突然「ネズミがいる」と言い出し（幻視）、「退治する」とハサミを振り回して大暴れになり、警察に取り押さえられ、精神科病院に医療保護入院となりました。父のせん妄、正式な病名は「急性一過性精神病性障害」。４ヵ月の入院を経て、退院してきた父のその後を記録しています。
退院後２ヵ月の様子は、コチラにまとめました。以下は、その続きです。 ...

これまでの経緯

発症からの経緯をざっくりまとめます。

・１２月３日。父、せん妄を起こして精神病院に医療保護入院。＞詳しくはコチラ
・２月１９日（入院２ヵ月半）。転院予定が一転「退院」に。理由は、転院先に断られたから。主治医からの説明が一切なく、病名さえわからない。＞詳しくはコチラ
・２月末。要介護認定の結果が出るまで入院継続することに。＞詳しくはコチラ
・３月２５日。介護認定の結果は「要介護１」。「ひとりで入浴できていないので、デイサービスに行ってください」と病院から言われる。４月２日退院。主治医と初面談。「紹介状を持って、Ｓ精神病院に言ってください。Ｓ病院に主治医を作っておかないと困ったことになりますよ」と脅される。父の容態は安定しており、何のためにＳ病院に通院させなければならないのかわからない。＞詳しくはコチラ
・退院後の独自調査。診療明細書から父の受けていた治療や経過が判明。＞詳しくはコチラ
・父のせん妄（急性一過性精神病性障害）の原因は、慕っていた「兄の死」だとわかる。＞詳しくはコチラ
・認知症のテスト結果が判明。認知症ではないのではないかという結論に達する。＞詳しくはコチラ
・Ｓ病院に通院させないことにする。＞詳しくはコチラ
・なぜ主治医が「Ｓ病院に行かないと困ったことになるんですよ」などと言ったのかがわかる。＞詳しくはコチラ
・収支報告。入院にこれだけのお金がかかりました。＞詳しくはコチラ
・退院から２か月。認知症の薬「レミニール」を飲むのをやめた後の父の様子。＞詳しくはコチラ

６月６日。風邪気味。デイサービスで張り切り過ぎ？

夫、母に定期連絡の電話。

３日前の月曜日、デイサービスに行き、ご機嫌に帰ってきた。スポーツ関係のデータ（勝敗表や選手の成績など）をノートにまとめるなど（父の昔からの趣味）好調。しかしその後２日ほど（火、水）せきをし風邪っぽかった。この２日間は、よく寝ていたとのこと。母が、市販薬を薬局で買ってきて飲ませたところ症状おさまる。６日（木）は、デイサービスの日。はりきって６時半に起床、朝ごはんを食べると母をせかす。８時４５分、ご機嫌にデイサービスへ。

父は、ＤＶ夫であり毒父。嫁である私も結構泣かされたのだけれど、そんな父にいいところがあるとするなら、その社交性というか、社会性というか・・。父は、現役時代教員をしていたので、デイサービスは「古巣」に帰ったよう？！・・集団生活に慣れてるというか、集団生活が大好きなタイプ。逆にそれがうまくいかないと、家で当たり散らして大変なことになる。現役時代、うまの合わない教員の方とかが職場にいると、どうも家で機嫌が悪く、ときには母に暴力も、みたいな父でした・・。だから今は、父を機嫌よく過ごさせてくれている介護職員の方々に、私は感謝しきりです。

デイサービスを楽しみにしている様子をきくと、嫌いな義父であっても「よかったな。いい晩年になったな」と思うし、デイサービスを嫌がって困っていらっしゃるご家族からしたら、羨ましがられる状態かも？！と思います。母は、父がせん妄を起こして精神病院に強制収容のようにして入院したとき、もう一緒には暮らしたくないと頑なだったので、私も、入所できる介護施設はないか探したりしたのだけれど、やはり、仲悪い状態の親の姿を見るよりも、なんとかかんとか仲良く暮らしている姿に触れる方が、気分はいいものだなと当たり前のことを痛感します。母が「介護施設に入れてしまいたい」一辺倒だった頃は気持ちが殺伐としていたなと思います。何をどう頑張っても人の気持ちは変えることができず、「しょうがないよな」と諦めたり耐えるしかないような感じで。「ご両親が離婚しそうだったり、離婚してしまった家庭の子供は、この比ではなく辛いんだろうな」などと、その気持ちが初めてわかったような気もしました。

６月12日。父、発熱。病院へ

母から電話。父が熱を出し、今、病院にいるとのこと。３９度。病院には行きたくないと言ったものの、顔が真っ赤で心配だったので、タクシーに乗って以前かかっていた内科に連れて行った模様。点滴中。

１週間ほど前から咳をしていたが、デイサービスにだけはどうしても行きたい父は、欠席することなく週２回のデイサービスをこなしているらしい。前回（２日前）のデイサービス中、やはり咳をして痰がでて、介護職員の方から「病院へ行ったらどうですか」と言われていたらしい。デイサービスの職員の方は、本当によく高齢者の様子を見ていてくれて、送迎の際に、母にもそういうことをきちんと伝えてくれる。 [...]

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