【親を介護施設に入れたい1】サ高住について調べてみた (2)

【親を介護施設に入れたい1】サ高住について調べてみた (2)

サービス付き高齢者住宅

いわゆる「サ高住」。これがもっとも費用が安く抑えられのでは?という結論です。今すぐ入所できるところも、いくつか見つかりました。

サービス付き高齢者住宅

サービス付き高齢者住宅は、「サービス付き高齢者賃貸住宅」とも呼ばれます。食事や洗濯・掃除などの衣食住と、安否確認などの見守りサービス付きの「賃貸住宅」。住まいです。施設内の部屋(ワンルーム)に賃貸で入居し、そこが住まいとなります。 ...

いわば、高齢者に必要なサービスのついた賃貸住宅に「引越し」して余生を過ごす形です。違う市町村のサ高住に入所するときには、原則住民票を移さなければならないようです。(一方老人ホームに入所する場合には、住民票を移さなくてもいいのだそうです。)

サ高住は、要介護度が「自立」の人から「要介護5」の人まではば広く受け入れているところが多いのも特徴です。老人ホームは、介護が必要になったときに入所するものですが、サ高住は、将来が不安だからという理由で単身の人が入所したり、食事や洗濯が負担になってきた高齢夫婦が「ふたり部屋」に入所し、そこで暮らすというケースもあるようです。

サ高住での介護

単なる「住居」なのに、なぜ要介護5の人も入居できるのか。それは、介護が必要になったときには、介護保険サービスを受けて生活できるからです。自宅介護のときと同様に、ケアマネージャーが付き、要介護度によってケアプランが作られ、デイサービスやヘルパーさんによる介護をその施設(住居)で受けることができます。多くのサ高住は、住居部分のほかに、デイサービスのような介護施設を持っており、入居者は同一施設内で「暮らし」と「介護」が受けられるようになっています。

サ高住の費用

民間の「老人ホーム」が、高齢者を介護するためのもので、衣食住介護がオールインワンの値段設定になっているとしたら、「サ高住」は、暮らしと介護が分離になっているのが特徴です。それを合算すると、サ高住の方が安価だなという印象です。

「暮らし」の費用は、賃貸住宅の賃料や光熱費(使った分ではなく定額負担)、食事代、洗濯代など。介護の必要がなく単に住居として利用している人は、この部分の金額だけ支払えばいいことになります。また、食事を何回もらうかといったことも自由で、食べた分だけ請求されます。要介護状態でない人は、外食したり外泊したりも自由です。まさしく「賃貸住宅に入居しているだけの状態」です。

介護が必要になったときには、自宅介護と同様に、ケアマネージャーによって作成されるケアプランにそって要介護度に合わせた介護が行われ、その介護費用(介護保険個人負担分)を負担します。介護費用部分がいくら位になるのは、要介護度のほか、負担割合が1割なのか2割なのかによって変わってきます。自己負担額の上限は、自宅介護のときと同じ。同一施設内に介護施設があるサ高住の場合、送迎(デイサービスの場所まで連れていってもらうなど)が必要ないので、負担額の上限はその分低く設定されているそうです。

お医者さんにかからなければならなくなったときには、提携している病院にかかることになり、その費用は別途請求されます。病院に連れていってくれたりすることは、サ高住がしてくれます。病気になったからといって、家族が呼び出されたりすることはありません。

高齢者ならではの問題や生活上の困りごとに対処するため、多くのサ高住では、「コール代」とか「相談料」とか「見守り代」を請求しています。月額1~数万円程度です。

サービス付き高齢者住宅。老人ホームとの違い

サ高住は「賃貸住宅」。衣食住や介護など、高齢者が必要とするサービスを提供してくれる住宅です。

しかし、要介護5(寝たきり)の人まで受け入れているサ高住は多くあり、衣食住に加え、介護保険サービスを受けさせてもらえるサ高住は、自分の親を預ける先として「老人ホーム」とそう変わらないと言えます。また、多くのサ高住は、介護に同一施設内の介護施設を利用するようになっているため、利用者も老人ホームと変わらない感覚でケアされるのではないかと思われます。

サ高住。実際の費用

あるサ高住について、実際にどのくらいの費用がかかるものなのか、調べてみました。続く


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