トラウマ。心の傷の治し方 (2)
しかし、親が毒親である場合、子供は、傷ついた心を癒やす場所がないどころか、家庭内でさらに傷つき続けることになります。その傷は、誰にも癒してもらえないまま、その人の中に存在し続けます。心の傷は、人の持つ防衛本能により、意識下に上らないように記憶の奥にしまいこんでしまうため、本人にさえ気づかないことが多く、うつ病になったり、イライラして自分を制御できなくなったり、自殺願望、リストカットなどの自傷行為、漠然とした不安感に苛まれるなど、日常生活に支障をきたすような状態になって初めて、その原因がインナーチャイルド(子供のときに負った心の傷)であったことがわかることは少なくありません。 ...
自分の中に、傷ついたままの子供の自分がいると気づいたなら、そのインナーチャイルドを、癒やしてあげましょう。そしてそれは、大人になった後でも、自分ひとりでも可能です。
落ち込んだり、イライラしたり、死にたくなったりしたら、自分の心にこう問いかけると、心の傷に気づきやすくなります。「どうしたの?」「ここには何を言ってもあなたを否定する人はいないよ。何を言っても大丈夫だよ」。悲しかったこと、恥ずかしかったこと、悔しかったこと、怒っていること・・自分の正直な気持ちが少しでも湧き上がってきたら、「かわいそうに」「辛かったでしょう」など、親からこんな風に言われなかったな、といった言葉や、自分の子供にはこんな風に言ってあげたいな、という言葉を、自分で自分にかけてあげましょう。
言葉にすることが難しいときには、ぬいぐるみをギューっと抱きしめてもいいのです。「大丈夫」「安心して」「あなたは何も悪くないよ」・・そんな気持ちでお気に入りのぬいぐるみとハグしましょう。それだけでも、親から得られなかった安心感や共感を得て、心の疲労が取れたり、心の傷が回復する効果があります。
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