毒家族。子供をうつにする家庭の特徴 (2)

思いやりのない家庭

家族の誰かが具合が悪いのに心配しなかったり、傷つけることを言ったり笑いものにして、家族の誰かをいじめるような思いやりのない家庭では、子供は愛情を感じられません。そのような家庭で育った子供は、人から大切にされているという実感が得られず、一生にわたって苦労することになります。 ...

世間体を気にする家庭

親がどんな偉いかとか、子供がどんなに優秀だとか、世間体を気にする親や、「こうあるべき」という親の理想を子供に押し付ける家庭は、常に子供に緊張を強いています。ありのままの自分が愛されるという実感が得られず、子供は生涯「誰かを演じている」という感覚に苛まれ続けます。

問題を隠そうとする家庭

問題のない人・家庭などありません。その問題を家族で隠さず共有することで、子供は、悪いところも、弱いところもある、ありのままの自分を好きになることができます。「うちには何の問題もありません！」と問題をないことにしようとする家庭では、子供の自己肯定感は高まりません。

支配的な家庭

身体的暴力はもちろんのこと、人の話を聞かず力でねじふせようとしたり、常に批判的、否定的な態度の親の元に育った子供は、自尊心が低いだけでなく、人を信用することができなくなります。たとえ子供にはそのような態度を取っていなくても、夫婦同士が、暴力的・支配的な関係であれば、子供は、人間関係を歪んだ形で学ぶことになります。

親が家にいない家庭

子供と親の生活時間帯が全く違うなど、子供と親が顔を合わせることがほとんどないケースもあります。たとえ時間が短くてもいい。交換ノートのような形でもいい。１日の出来事を共有・共感し合う機会を作って欲しいと思います。

楽しい思い出のない家庭

好みや趣味が違う上に、互いの歩み寄りがまったくないなど共有するものがない夫婦の場合、家族みんなでひとつの食卓を囲んだり、休日を家族で過ごす機会がまったくないという家庭もあります。家庭は、子供が最初に経験する小さな社会です。いつでも一緒！何でも同じ！である必要はなく、家族ひとりひとりの好みや生活スタイルを尊重し合うことも大切です。しかし、たまには家族一緒に過ごし、楽しい思い出を作ることも大切です。

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