アダルトチルドレンのタイプ (2)

アダルトチルドレンのタイプ (2)

明るく友達が多くても、どこか孤独で、苦しいときにこそ涙をこらえ笑って乗り越えようとするまさしく「ピエロ」。人に自分の弱みを見せることができないため、友達が多いわりには、人と親密になれない、心を開けない、という人生になりがちです。 ...

ロストチャイルド(ロストワン・いない子)

「ロストチャイルド」タイプのアダルトチルドレンは、社会生活に積極的に参加することを避け、目立たないように生きている人たちです。きょうだいの中でも、長男・長女には少ないと言われています。それには、次のような背景があります。

この子供が生まれたとき、その家庭にはすでに、兄か姉がいることになります。そのきょうだいたちは、すでに「ヒーロー」となってダメ親の期待の星となっていたり、「スケープゴート」となって、手のかかる存在としての注目を親から受けている可能性が高いことになります。そのような環境で、「ロストチャイルド」は、親から構ってもらえなかったり、無視されるようになり、「いなくてもいい存在」になっていきます。あるいは、兄や姉と親との歪んだ関係を日々目にすることで、目立たないようにしていることが、自分の身を守るのに有効だと学習しているケースもあります。

家庭は、子供が最初に体験する小さな社会です。ロストチャイルド型のアダルトチルドレンは、その最初の一歩において、家族の一員として尊重されることもなければ、コミュニケーション能力を身につけることもできません。進学、就職、結婚・・人生のあらゆるステージにおいて、必要なことが学習されずにきたつけを、子供は払わされることになります。

ケアテイカー(イネイブラー・ケアラー・世話役・支え役・共依存

問題の多い親の世話を焼き続けてしまうアダルトチルドレンが「ケアテイカー」です。幼い頃から親のフォローをさせられてきた人や、年齢があがるにつれて、「親の力になってあげなくちゃ」と、親を進んで世話するようになる人もいます。

親は、そのような子供を便利に利用します。子供を「ケアテイカー」にするような親は、自分のことを自分でする、といった感覚に欠けているため、子供を煩わせていることを自覚するどころか、「もっとやって」「もっとちゃんとして」と要求をエスカレートさせていきます。子供が親離れしようとするものなら、「見捨てるのか」と攻撃したりします。子供は、そんな親の洗脳下で自立するチャンスを失ってしまったり、自立したとしても、親を大事にできなかった、といった罪悪感に生涯さいなまれます。

ケアテイカー型のアダルトチルドレンは、親から必要とされていることで、愛されていると錯覚しながら育ってきています。そのため、人と対等な人間関係を築くとはどういうことなのかを知らず、アルコールやギャンブル依存、メンタルの弱い人など、自分の助けを必要としてくれる人と親しくなりたがる傾向があります。その人を助けることで自分の存在価値を確認せずにはいられないからです。


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