「嫌われたくない症候群」の人の特徴 (2)

「嫌われたくない症候群」の人の特徴 (2)

人と離れられない

嫌われたくない症候群の人には、「この人嫌い」「この人とは気が合わない」といった自分の本音が自覚できません。嫌われることに恐怖心があるため、人のことを嫌いになることにも、恐怖心や不安を感じやすいのです。そのため、本当は付き合いたくない人と無理して付き合い続けてしまうなど、人間関係のストレスを感じがちです。 ...

白黒思考

嫌われたくない症候群の人は、人から嫌われたらおしまいだ、と白黒思考的に考えがちです。その人が好きか嫌いかは、本来は絶対的なものではありません。「この人のこの部分が嫌」というだけで、その人のこと自身が嫌いではないことはよくあることです。一度嫌いになったものの仲直りでき、そのときにはさらにいい友達になれた、なんてこともあるでしょう。嫌われたくない症候群の人には、人の好き嫌いを、絶対的な問題として深刻に受け止める傾向があり、人とうまくやれないとなると最後、人間関係や人生をリセットしたくなってしまいます。

自分が嫌われている気がする

人から嫌われていないかを心配するあまり、人の言動に過敏になり、自分が嫌われているような気がしてしまうのも、嫌われたくない症候群の人によく見られる特徴です。本当は嫌われていないのに、嫌われていると思い込み、人間関係を自ら狭めてしまっていることが少なくありません。

嫌われたくない症候群の治し方

嫌われたくない症候群が簡単に治るとっておきの方法をご紹介しましょう。名づけて「振り切れ作戦」!

親やきょうだい、友達、恋人や配偶者・・あなたの最も身近にいる人や、ずっと付き合っていきたいと思っている人を、ひとりかふたりイメージしてみてください。あなたにとって本当に大事なのは、あなた自身とその人だけ。それ以外の人がどうなろうと、あなたをどう思ったとしても、はっきり言って、あなたに大きな影響はありません。

自分は好かれてるだろうか?嫌われてないだろうか?と不安になったら、その人のことだけを考えてください。「あの人さえ、自分のことを好きでいてくれたら、それでOK!」「この人から嫌われても、あの人がいるから私は大丈夫!」と自分で自分に言って、ニッコリ笑いましょう。「後の人のことなんて、関係ないもん!」と思い切って振り切れてみる・・これがこの作戦の肝です。

※ 身近にそう思える人がいないときには、「物」とか「楽しみにしていること」でも同じ効果が得られます。「この人に嫌われても、家に帰ったら〇〇あるから、それでOK!」と考えてみましょう。

このような考え方は、自分勝手・自己中に思えることでしょう。実は、嫌われたくない症候群の人は、他者の気持ちに敏感な思いやりに優れた人であることが多いのです。世の中には、自己中を改めた方がいい人が山のようにしますが、嫌われたくない症候群の人は、逆に、もっと自分勝手、自分中心になって「ちょうどいい」くらいになります。

「ちょっと振り切れ過ぎたかな」と思ったら、そのときにまた微調整をすればいい、それだけのことです。ほんの少し勇気を出して、1歩前に踏み出してみましょう。その先には、驚くほど生きることがラクになったと感じる日がきっと来るはずです。


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