介護要員？子供をあてにしてる親

自分の老後のため。子供を結婚させない毒親

私は結局のところ、父と母にとって単なる「介護要員」以外の何物でもありませんでした。 ...

私は３人姉妹の次女として生まれました。父も母も、とても親思いの人でした。双方の両親４人のうちの３人の面倒を見ました。きょうだいがいなかったわけではありません。父は５人きょうだいの三男。母は３人きょうだいの次女でした。

しかしその一方で、父と母は、自分のきょうだい達のことをボロクソに言っていました。

父と母のきょうだい達は、親の介護には消極的でした。「ほら見てごらんなさい。口ではいいことばかり言って、いざと言うときには誰も引き取らないじゃないの」と母が言えば、「どいつもこいつも情けない奴だ」と父も言いました。父も母も、自分だけが親のことを考えている、とでも言うかのように、親を進んで引き取りました。

姉はいつも、しらけた顔でそんな両親を見ていました。妹は、元々とてもおとなしく、何を考えているのかまったくわかりません。そして、そんな両親の洗脳にまんまと引っかかってしまったのが私でした。

私は、親の面倒を進んでみようとした父や母は立派だと思いました。そして、親の面倒をみていない人が、ボロクソに言われているのを耳にするうち、ああは言われたくない、と思うようになったのだと思います。父と母は、私たちに姉妹に直接「私たちの老後も、みるのよ」と言ったことはありません。しかし私は、自然と「私が、父と母の面倒をみなくちゃ」と思うようになりました。

「お父さんやお母さんの面倒は、私がちゃんとみるからね」と公言した私は、父と母のお気に入りになりました。私立に行かせてもらったり、高い洋服や靴を買ってもらったり、姉や妹よりよくしてもらっていたことも多かった。私自身、優越感に浸っていたとも思います。 [...]

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