自分は特別だと思っている毒親

自己愛の塊。人をバカにしてる。普通の人と結婚した娘をバカにした毒親の末路

私の両親は、何でも「特別」でないと気が済まない人でした。 ...

父は自分を、特別いい会社に勤め、特別いい給料をもらっている特別な人間だ、と思っているところがありました。そして母も。特別稼ぎのいい夫のいる特別な私、それが母のすべてでした。

だから、人から特別扱いされるのも当然だと思っています。自分を「普通」にしか、扱ってくれないような人とはすぐ付き合わなくなります。飲食店などに行っても、自分たちだけに特別なサービスを要求したり、それをしてくれないと怒り出したりするので恥ずかしくなります。

思えば我が家は、近所の病院に行ったことがありません。塾や習い事も遠くに行っていました。ご近所さんが行くような病院や塾は「普通」のところ。そことは別へ行くのが、「特別な一家」のするステータスだと思っているようでした。

そしてそれが、私にはひどくプレッシャーでした。

父も母も私に言いました。「お前は特別な子だよ」と。言われたらうれしいはずのその言葉が私はイヤでした。なぜなら、父や母にとっての「特別」とは、人知れず大切にしているものとか、思い入れのあるものとかそういうことじゃない。ほかの人よりいいもの。人から褒められるようなもの。そういう意味だったから。

私は、特別でなければならない、そうでないとお父さんやお母さんから、見向きもされなくなってしまう、と思っていました。特別いい成績でないといけません。特別いい子でなければなりません。特別いい学校に進学しなければならないし、特別いい会社に就職しなければ、私はきっとお払い箱でしょう。 [...]