性格も頭も悪い毒親。母と娘の末路 (2)

だからだと思います。みんな口には出さないけれど、私がメガネをかけるようになったら、私は陰で「気を付けないから、目が悪くなっちゃったのよ。バカよね」などと言われるんだと思い込んでいました。 ...

そして、私が２０歳のときに、恐れていたことが起こりました。私は、夫を母に傷つけられました。夫は私より７歳年上です。結婚を意識している人がいる、と母に始めて伝えたとき、そしてその人が７歳年上だったと聞いたとき、母が開口一番言ったのは、こんな言葉でした。

「その人大丈夫？　年下の人としか付き合えない人っているのよね・・」。

母が、私のカレ氏（夫）の何を知ってるというのか。それは彼を侮辱している言葉であると同時に、私を傷つけている言葉であることに、なぜ気がつかないのか。「この人、頭悪いんじゃないだろうか」と思いました。それは自分の娘のことを、「年下の人としか付き合えないような人としか付き合えない人」だと言っていることにもなるのです。

私は、結婚して家を出ると同時に、実家との関係をフェードアウトしていき、今は完全に縁を切りました。そんな私を批判する人もいるけれど、勘弁して欲しい。母と会うと、いえ、母のことを考えるだけで、私はうつになって、お腹が痛くなって、ときには「もう死んでしまいたい・・」と生きる気力さえなくなってしまいます。

私は、もう２度と母や父と会うこともないだろう、と絶縁を決心してから、メガネをかけるようになりました。本当は、目が悪くて辛かったのに、メガネをかけたらいけない、とずっと思っていたんだな、と思いました。

私のメガネは、私にとって親から解放されたことの象徴でもあります。私は母ほど性格の悪い人と会ったことがない。それでも「いい人そうに見えて、心の中では意地悪なこと考えているのかも・・」と誰かのことが思えてならなくなって、落ち込んだり、誰のことも信じられなくなるようなときがあります。そんなときには、「世の中性格の悪い人ばかりじゃない。自分が性格の悪い人とは付き合わないようにすればいいだけのことだよ」と自分に言い聞かせています。

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