人には厳しいくせに..悪口の多い毒親 (2)

人には厳しいくせに..悪口の多い毒親 (2)

私の両親は、とにかく人の悪口の多い人でした。 ...

陰口の多い父親

父は、家に帰ると家族が集う食卓で毎晩のように、「あいつは使えない」「あいつは頭が悪い」などなど、会社の同僚、上司、取引先の人たちを悪く言います。ときには私に同意を求めることまで。「どうだ、その人バカだと思わないか?お父さんが正しいだろう?」と。

自分は言われたくないというプレッシャー

小学校にあがった頃には、その話がかなり理解できていたと思います。そして「そういうことをすると、頭悪いって言われちゃうんだな」「使えないヤツって言われちゃうんだな」と、プレッシャーを感じながら毎晩のようにその話を聞いていたことを今でもよく覚えています。

子供が被害妄想に

私は両親の元を巣立った今でも、両親のその言葉が幻聴のように聞こえてきて、ひとり落ち込んだり、自信をなくしたり、陰口を叩かれてると思い込んでしまったりすることがよくあります。車を運転していてタイミングよく右折できないだけで「だから女性ドライバーはだめなんだよ!」という父の言葉が頭に浮かびます。レジで小銭を出し間違えただけで「お母さん、頭の悪い人嫌いなのよねぇ」という母の声が聞こえてくるような気がします。たちの悪いことに、両親共に、外ではとても人当たりのいい人なのです。そのことが余計に「今、目の前で笑っているこの人も、家に帰ったら私のことをバカだ、ブスだと言うのかもしれない」という被害妄想的な発想に走らせていると思います。

家庭が寛がない。家庭に居場所がない。

両親に愛されたい、悪く言われたくない、その一心で両親の話に耳を傾け、その話のひとつひとつを頭に叩き込んだ私の子供・思春期時代。子供の頃の私には、安心できる家がなかったんだなとつくづく思います。学校から帰ってほっとできるはずの家庭が、どこよりも厳しい「世間の目」のような世界。そのことに気づいて、私は生まれて初めて家庭の大切さを実感しました。世間の目はときに冷たい。だからみな安心できる家がいる。安心できる家に帰って、元気になって、また外に出ていって、傷ついたら帰って休めばいい。自分もそうだし、家族にとってもこの家がそういう場所であるように・・そう強く願うようになりました。


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