負けず嫌い？自分の子供をほかの子と比較するバカ親

「あの子のようになりなさい」・・毒母のプレッシャーを感じ続けた娘の末路

「あの子はいい子よ」。母は、いつでも私の友達を絶賛しました。まるで「あの子のようになりなさい」とでも言うように。 ...

母は、自分の子供である私のことは褒めないのに、私の友達のことは、「あの子はいい子ね」などとよく褒める人でした。

子供の友達を大事にする親、と言えば聞こえはいい。しかし、私はいつも寂しい気がしていました。母が友達を褒めれば褒めるほど、自分が惨めに思えるのです。友達のようにならなければならない、と思っていたように思います。そして、そんな親子関係は、ある友人によってさらにややこしくなってしまいました。

私は大学時代、いつも一緒の仲良し６人グループで行動していました。大学を卒業して５年ほどたった頃、そのうちのひとりが、大学時代の同じクラスの同級生と結婚し、彼が政治活動を始めました。初めての選挙活動のとき、私を除いた５人はみな、選挙カーに乗ったり、事務所で活躍するなど、仕事を休んで協力したそうです。そして母も。

たまたま選挙区が、実家のある場所だったこともあり、「娘の友達が、今度立候補することになって・・」と、母も誇らしげに応援していました。

でも、私はしませんでした。「友達でいることと、選挙の応援をすることは違うのではないか」というのが私の考えでした。私個人に、支持している政党があるとか、政治信念があるとか、そういうことは全くないのだけれど、だからといって選挙活動を応援することには、それによって票を投じる人がいることを考えれば責任がある。「友達だから」という理由ではできないと思いました。

選挙後、私は友人たちから「ほかの人はみんな、協力してくれて・・」と嫌味とも受け取れるようなことを言われたり、「冷たいね」「もう友達じゃない」と随分責められたり、陰口を言われました。そして母からも。「友達だから、という理由で選挙を応援するわけには・・」と言葉を濁した私に、母は冷たくこう言い放ちました。 [...]

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