子供の前でイチャ付き。アホ過ぎて子供から見放されたバカ夫婦

子供を愛していたつもり。しかしそれは依存・寄生だった！

私は、両親から愛されていると感じたことが、一度もありません。 ...

私の両親は、さびしい生い立ちの人でした。父は、６人きょうだいの５人目として生まれ、親からかまってもらえず寂しい思いをすることが多かったそうです。母は、ふたり姉妹の長女として生まれましたが、親が次女ばかりをかわいがり、中学を過ぎると、遠方の祖父母の元へやられたそうです。

そんな父は、異常なまでの寂しがり屋でした。母を家庭に縛りつけ、パートに出ることも、自動車免許を取ることも許しません。帰りが遅くなったりすると、ひどく不機嫌になりました。自分が話をしたいときに、母がちゃんと聞かないと怒り出し、自分が優しくされたいと思っているときに優しくしてくれないと気に入らない。まるで子供のようでした。

しかし母も母で、そんな父を必要としている人でした。友達もいなければ、趣味もない。父から依存されていることで自分の存在意義を確認していなければ、心が折れてしまいそうだったのだと思います。母に依存している父と、そんな父に依存している母。自分たちが共依存であることに気づかないふたりは、依存し合っていることを「愛」だと勘違いし、子供である私にも「愛」という名の「依存」をし続けました。

父は私に「お父さんのこと好きか？」と、しょっちゅう聞きました。好きだよと答えないと不機嫌になり、時には怒り出しました。母は「あなたが私のすべてよ」などとよく言いました。うれしそうな顔をしないと、母はひどく落ち込むので、子供ながらに気を遣いました。両親にとっては、私への愛情表現のつもりだったかもしれません。しかし本当は、自分が子供から愛されているか、見捨てられないか始終確認していないと、不安で仕方がなかったのだと思います。 [...]

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