子供の前でイチャ付き。アホ過ぎて子供から見放されたバカ夫婦 (2)

子供の前でイチャ付き。アホ過ぎて子供から見放されたバカ夫婦 (2)

両親いわく、私ほど親から愛された人はいないのだそうです。子供に依存することを「愛」だと勘違いしている両親からしたら、それも当然の理屈でした。依存だらけの家庭だったのだから。しかし、子供とは本当に敏感なものだと思います。私は、親から愛されていると感じたことがない。子供だった私に、それは「依存」というものなのだということはわからなかったけれど、「何か違う」という感覚がありました。そして私は、自分が愛されていると感じられないだけでなく、両親の間にも「愛」を感じられなかったのだと思います。 ...

忘れもしない中学2年生のとき、私は真顔で母に聞きました。「お母さんは、お父さんのこと愛していないのに、私がいるから無理して離婚しないでいてくれてるんでしょ?」。母は笑って否定しました。そして、私の誤解を解きたいと思ったのか、それ以来、両親は、私の前でしきりにイチャつくようになり、私はドン引きでした。愚かなことに、父と母は「愛」と「依存」の違いどころか、「愛」と「肉欲」の違いさえわかっていなかったのだと思います。私が両親に聞きたかった「愛」とは、人のことを深く思う気持ちのことでした。

自分の家庭を持って15年が経ち、苦しんだ末に、私はついに両親との付き合いをやめる決心をしました。私の両親が最悪なのは、依存を「愛」だと勘違いしており、自分は子供を深く愛している、そのやり方に間違えはない、と思い込んでいること。ふたりともそうだから、その間違いに気づくこともないのです。子供に愛情をかけようとすればするほど私を束縛し、それを拒絶すると、怒ったり、泣かれたりする。どうにもならないのです。

「人を愛するとはどういうことなのか、その答えは、お父さんお母さん自身が、自分で見つけなくちゃいけないんじゃないかな」。そう考えることは、親を見捨てることになるようで、随分迷い悩みました。しかし、依存してくる親を救うことを考える暇があったら、自分が家族をちゃんと愛せているのか、自らを省みながら生活したいと思いました。

今でも私は、夫婦連れを目にしているうちに、「この人は、本当は相手のことが好きじゃないんじゃないだろうか」「無理して付き合っているだけなんじゃないだろうか」とか思えてならなくなることがあります。そんなこと、はためにわかることではないし、干渉することでもないとわかっているのに、どうしてもそんな思いが湧き上がってくる。そんなとき、両親との付き合いをやめても、その影響は私の中に深く刻みつけられているのだなと思い知らされます。


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