娘に冷たい毒親。父親の心理と末路

親の本性がやっとわかった。娘はそのとき50歳を過ぎていた。「私の一生を返して！」

父親とは、娘のことが、かわいくてかわいくてたまらないものだと言うけれど・・父はあまりにも私に冷たかった。私はもう、親の老後を看る気は微塵もない。親の本性を垣間見、私はそう決めました。 ...

私にとって父は、子供の頃から、ちょっと怖い存在でした。父は、家に帰ると、親戚とか、会社の人のことを、悪くばかり言っていました。ちょっとでも、父の気に障るようなことがあると、父は、その人のことを、家に帰ってケチョンケチョンに言っていました。そして最後に決まったこういうのです。

「もう俺は、アイツには何もしてやらない。ちゃんとしないヤツには、俺は何もしてやらないって決めてるんだ」。

そう言って吠えている父の言葉に、幼い私は凍り付いていました。

「ちゃんとしないと、私もお父さんにああ言われちゃうんだ」。

私は、これまでの人生、強い「見離され不安」に支配されて続けてきました。父に対してだけじゃない。そんな父のご機嫌を取っている母の姿も、私には、父に同調しているようにしか見えず、私は母に対しても「いいこでいなかったら、お母さんから見離される」と感じていました。

それだけではありませんでした。 [...]