子供の価値観を否定する毒親 (2)

子供の価値観を否定する毒親 (2)

親に合わせてばかり。子供から「子供時代」を奪う母親

私には、子供時代がなかったのだなとつくづく思います。私は、親に合わせて生きることを強要され続けたまさしく「アダルトチルドレン」。思春期になると、ファッションや持ち物や部屋のデコレーションなどを通じて「自分」を表現するようになりますが、それをするのも、高校生の頃には諦めていたと思います。部屋に好きなタレントのポスターを貼っていると「そんなものに熱をあげて」と鼻で笑われる。日記もコッソリ読まれプライバシーもない。お小遣いをもらっていても、母の気に入らないものには結局使えない。母の希望の「お嬢様」ファッションで身を包み、母の茶飲み友達のように、母と同じテレビを見て、母の行きたい店に行く・・そんな毎日でした。 ...

自我未発達は毒母のせいだった!

「自分が何者なのかわからない」・・その感覚がずっと消えませんでした。いくら家庭や仕事が順調でも、自分の人生を生きている感じがしない。なぜなんだろう・・いくら考えても見つからなかった答えが、「毒親」のキーワードでやっとわかりました。私は、子供の頃に当然しておくべきだった「自分探し」がまったくできていない。自分はこれが好き。私はこういう人間。自分の価値観や生き方を見つけ、それが認められる経験をしてきていない。母の価値観に合わせて生きてきているから、自分の人生を生きている感覚に乏しいのだとやっと気づきました。

「批判に弱い」は毒親のせいだった!

自我が育っていない私は、砂の城のようだな、と思います。自分に自信がなく批判に弱い。少し否定されると、全人格否定されたかのようにボロボロに傷ついてしまう。しかし、そのことに気づけたのは大きかったと思います。「批判を受け止められるようになろう」と頑張ってしまうのではなく、子供の頃にしておかなければならなかった「自我を確立する」ということをやり直してみよう、と考えることができるようになりました。

自分の感覚や価値観を大切にすることで、美味しいなとか、楽しいなとか、ときには悲しいな、とか、自分だけが知っている「自分の感覚」に浸る楽しさがわかってきました。自分の心の中に「これが私」という誰にも干渉されない自分だけのスペースができたような不思議な感覚があります。これが自分なんだな、と生まれて初めて感覚を噛みしめています。


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